8. ギリシャ「ヴァシロピタ」
ギリシャの正月料理といえば「ヴァシロピタ」。大きなパウンドケーキの中にコインが入っていて、切り分けられたケーキの中にコインが入っていた人が、その一年間の幸運を受けることができると言われているようです。
切り分け方には順番があり、ヴァシロピタの上で3回十字を切ってから、最初のひと切れはキリストへお供えします。そして次は聖ヴァシリオス、次に家、貧しい人々、家族のひとりひとりの順に切って配るのが伝統のようです。
9. シンガポール「鱼生」
シンガポールにはお正月の定番となっている「鱼生(イーシァン)」という料理があります。鱼生とは1960年代にシンガポールで活躍していた中国料理人が料理で、マレーシアや香港などでも食べられているようです。
鱼生はサーモンとたっぷりの野菜を使ったお刺身サラダのような料理で、願い事を言いながらみんなでかき混ぜて食べます。さらに、お皿に盛るときも食材ごとに願い事を込めながら盛るのだそうです。新年だからこそ、より強い思いを込めるのかもしれませんね。
10. 韓国「トック」
韓国には「トック」という、どこか日本のお雑煮を彷彿とさせるような正月料理があります。トックを正月に食べることで、幸運が訪れるとされているようです。
さらに、中に入った“マンドゥ”と呼ばれる平たいお餅は、長いものを食べて長生きを願うという意味があります。もし海外で新年を迎えるとき、韓国だったらあまり違和感なく受け入れられそうですね。
誰かに話したくなる♪
いかがでしたか?世界各国には、それぞれお正月の過ごし方があることが分かったと思います。もしおせちに飽きてしまったら、ほかの国の過ごし方を試してみるのもいいかもしれませんね。