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ダイエットには「緑茶」がおすすめ!管理栄養士が上手な飲み方や一日の目安量を解説

ダイエット中に緑茶を飲むときのポイント

飲む量

緑茶の作用をダイエットに活かすには、一日あたり、カテキンを500mg以上摂取すると良いといわれています。湯呑一杯の緑茶にはおよそ50mgのカテキンが含まれているため、一日約10杯ということになります。

一日10杯の緑茶を飲むのが大変な場合は、急須で濃いめに淹れるのがおすすめです。(※13)

飲むタイミング

ダイエット中におすすめの緑茶を飲むタイミングは、食事の前です。前述したように、緑茶に含まれるカテキンには、食後血糖値の上昇を抑える作用があります。

食事の前に緑茶を飲むことで糖の吸収がゆるやかになり、脂肪をため込むはたらきをもつインスリンの分泌を抑えられますよ。(※2,4)

淹れ方

飲む量のポイントでお伝えしたように、緑茶を濃いめに淹れると効率よくカテキンを摂取できます。

ただし、カテキンは渋み成分なため、濃く淹れ過ぎると渋くて飲めなくなってしまうので注意が必要。緑茶のおいしさを感じられる程度の濃さに調整してくださいね。(※13)

ペットボトルの緑茶にもダイエット効果はある?

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※画像はイメージです

急須で淹れる緑茶とペットボトルの緑茶では、抽出方法が異なり、栄養成分にも違いがあります。ペットボトルの緑茶よりも、急須で淹れたほうが旨み成分であるアミノ酸やカテキン、ポリフェノールの量が多いことがわかっていますよ。

緑茶がダイエットに役立つとされているのは、血糖値の上昇を抑えたり、脂質代謝を高めたりするカテキンの作用によるもの。ペットボトルの緑茶にもカテキンは含まれていますが、よりダイエットに活かしたい方は、急須で淹れた緑茶を取り入れるのがおすすめです。

なお、ペットボトルのなかでも高濃度茶カテキンの緑茶を選ぶと、手軽にカテキンを摂取できますよ。(※2,14,15)

ダイエット中に緑茶を飲むときの注意点

ダイエットに役立つからといって、極端に緑茶を飲み過ぎるとカフェインの摂り過ぎにつながるほか、緑茶に含まれるタンニンにより、鉄の吸収が悪くなるおそれがあります。特にダイエット中は、食事量が減ることで鉄不足になりがち。貧血ぎみの方は注意が必要です。

また、脂質代謝を高めるカテキンの作用による体脂肪や体重などの減少は、BMIが25以上の肥満体重の人で有意にみられています。一方、BMI18.5~25の普通体重の人ではみられにくかったとの報告があります。必要以上のダイエットは避けてくださいね。(※1,11,16,17,18)

ダイエットのサポートに緑茶を取り入れよう

緑茶に含まれるカテキンには、ダイエットに役立つ作用が認められています。継続的にカテキンを摂ると、脂質代謝を促して消費エネルギーが高まったり、血中中性脂肪の上昇を抑えたりするはたらきが期待できます。

ダイエットに活かすには、急須で濃いめに淹れた緑茶がおすすめ。食前に飲むと血糖値の上昇をゆるやかにし、脂肪の蓄積を抑えられますよ。手軽に取り入れたい方は、ペットボトルの高濃度茶カテキン緑茶を選んでみてくださいね。いずれも継続することが大切なので、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

1 ダイエット|e-ヘルスネット(厚生労働省)
2 カテキンの種類と効果と摂取量|健康長寿ネット
3 血中コレステロールの低下|お茶の成分と健康性|お茶百科
4 太りにくい食べ方のコツ|健康のつくりかた|タニタ
5 脂質代謝改善作用(2)|お茶の健康パワー|三井農林 お茶科学研究所
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