家で過ごす時間が増え、一人暮らしでも部屋数の多い物件で暮らしたいという方が増えているよう。今回は、在宅勤務とご自身のブランドのアート制作を行うTomokoさんが暮らす、2DKのレイアウトをご紹介。仕事用とリラックス用のスペースを考えた家具の配置や、おしゃれな小物の置き方などをぜひ参考にしてください。
用途別に部屋を分けた2DKでの暮らし
仕事をしながら、ご自身の絵画と編み物の創作も行っているTomokoさん。初めての一人暮らしに選ばれたのは、少し広めで洋室と和室を備える2DKです。
仕事で在宅勤務が増え、ご自身のブランドに関する作業も多くなったことから、仕事用の部屋と休むための部屋を分けたいと、部屋数の多い物件を探していたそう。
この2DKの物件はその条件に合い、ホワイトベースの床がナチュラルでどんなインテリアにも馴染みそうに思え、すぐに入居を決めたのだとか。
巡り合えた理想的な部屋で、実際にどんなレイアウトにしているのかを見せていただきました。
洋室の手前は、大きなデスクを置いた仕事&創作用スペースに
こちらは、玄関から入り、ダイニングキッチンを通った先にある洋室。その手前側を、仕事用のスペースにされています。ブランドの制作では布や水を使われることもあり、掃除などもしやすいフローリングで、水場が近い位置なのも効率的です。
デスクには、オンラインのインテリアショップ「LOWYA(ロウヤ)」のダイニングテーブルを使用。ミシンを使ったりパソコンで画像加工をしたりとさまざまな作業をするので、本来は食事用の大きめなテーブルを選んだそう。資料やペンなどを置いても十分なワークスペースを確保でき、とても気に入っていると言います。
その配置にも工夫があります。最初は壁に平行に寄せて使っていたのを、写真のように離して垂直に置くよう変更。片側にパソコンを置けるようにし、向かい側には編み機をつけ、椅子も両側に1つずつセットしました。これなら作業途中のものを置いたままでも、座る位置を変えれば別の作業にサッと取り掛かれますね。
洋室の奥は、ソファでテレビや本を楽しめるリラックススペースに
洋室の奥の大きな窓に近い位置は、リラックスするためのスペースです。仕事や制作で少し疲れたら、ソファに座って一休み。大きな窓のそばで太陽光を浴びながら昼寝をしたり、夜には間接照明を照らしてテレビを観ながらくつろいだりしているそうです。
ソファの向かいの壁際にはリンゴ箱を重ね、テレビ台や本棚にしています。飽き性ですぐに模様替えをしたくなるというTokomoさん。リンゴ箱は密集させたり、散らしたり、重ね方を変えてみたり、簡単に変化させられるのが魅力なのだとか。
ソファとテレビ台の間には、テーブル代わりに地元の雑貨屋さんで購入した1点もののアンティークボックスを置いています。中は収納ケースとしても使え、収納スペースが少ない部屋でも大助かりのアイテムだそう。現在は制作の作業中にもすぐに開けられる位置で、布のストックの保管場所となっています。
和室は落ち着ける睡眠用スペース
洋室の隣にある和室は、寝室として使われています。Tomokoさんは幼い頃に祖父母と和室で過ごす時間が多かったこともあり、とても落ち着けるので、和室があることもこの物件を選ぶ決め手になったそう。
洋室との間にある仕切りが外されているので、部屋全体が広く見え開放感のあるのも良いですね。
部屋にある家具はベッドとオープンな衣類収納のみで、手作りの編み物のマットがポイントになっています。ほかにも刺繍が入ったクッションがあったり、押し入れにカーテンが掛けられたりと、柔らかな雰囲気が出ていますが、今後壁の装飾などを増やしてもっと好きな空間にしていきたいと考えているそうです。
お気に入りを散りばめた空間づくり
Tomokoさんご自身がアートを制作されていることもあって、小物の置き方や飾り方も素敵なので、最後にいくつかご紹介します。
玄関にある備え付けの靴箱の上も、ディスプレイの場所となっています。レゴで自作された花の花瓶と、アクセサリー類を並べ、鏡もセット。出発前にサッとアクセサリーを付け、鏡で最終確認してから家を出るようにしているのだとか。帰宅時にも、玄関にお気に入りが並んでいるとうれしい気持ちになれそうですね。
部屋にはところどころに観葉植物も置かれています。プラスチックの鉢に掛けられているのは、ご自身のブランドで作られている、布を編んだポットカバーです。温かみやかわいらしさがあり、ナチュラルな木の家具が多いインテリアにとても合っています。