お気に入り洋服や靴&バッグ、溜まりにたまった本や雑誌、生活に欠かせない家具や生活家電など一人暮らしの限りあるスペースにはどうしてもモノが溢れてしまう。今回は、そんな悩みを解消すべく、快適に過ごすための部屋にまつわるレイアウトアイデアを大特集。気の利いたアイデア一つで、いつものルーティーンが楽になったり、より快適に過ごせるようになるはず。
素敵に住まう人の部屋から暮らしのアイデアを学ぼう。
こだわり派の男女14名の実例を元に、自分の部屋のレイアウトを一度見直してみて。
狭い部屋は《家具の配置》をこだわって広い空間作りを
①玄関から視線を遮ることがなく見通しがいいレイアウト | 狭い部屋では床を広く
部屋に入ってすぐに目に入るのは効果的に段差を設けた長い廊下。
視線を遮るものがなく、狭い部屋でも広く見える。玄関スペースからクローゼット、キッチンそしてリビングへ進むにつれてみるみるリラックスした気分になっていく。部屋とインテリアのカラーリングと質感を整えることでさらに、すっきりとして空間を生む。
コンパクトにまとめたワーキングスペースの可動棚には、趣味のギアや置物を配置して遊び心を加えて生活を豊かに。
②低めの家具を配置したレイアウト|狭い部屋では高さも上手につかう
床面積が限られている狭い部屋を少しでも広く見せたいなら、背の低い家具をレイアウトすると部屋が広々として見える。
こちらは部屋備え付けのカスタムウォールを利用して、毎日使うキッチングッズや雑多になりがちな細々した仕事道具は見せながら収納。色調を合わせた家具は、低床で揃えて余白のある気持ちのいい空間に。
自然体だけと、さりげなく上質な住まい。
③ソファの正面にテレビを配置したレイアウト|狭い部屋では導線を意識して
玄関からベランダまで土間続きになった部屋の奥には秘密基地のようなリビングルーム。
ソファの正面に配置したテレビ台は、コンクリート板とブロックで自作。低い位置にあるので開放感が満点に。この位置にテレビを置くと、ソファに座ったときだけでなく、部屋奥のベッドスペースからもテレビを視聴できるのでよりお籠り感が◎。
究極まで物を減らして、好きな珍奇植物やオブジェを飾る。生活感を感じさせない部屋作りは、豊かなおうち時間を演出する。
④間仕切りになる本棚を中心にレイアウト|狭い部屋では家具も効果的につかう
玄関から、キッチン、リビングへと流れる動線には見事なゾーニング。
部屋の間仕切り兼、棚兼、デスク。自由度の高い棚は、見る角度によってさまざまな顔を見せてくれる。
背の高い本棚には、季節やその時の気分によってお気に入りの本や、絵画を飾れば気分転換にも。
⑤色調を合わせて家具を一箇所に集めたレイアウト|狭い部屋では色数は減らして
仕事道具や女性ならどうしても場所を取る化粧品。欠かせないけれど特に場所を取る道具を収納して、一箇所にまとめて配置することで、床面がすっきりと広い空間を叶える。
一箇所に物が集まると、場合によっては雑然とした印象になりがちなところ、家具のカラーリングをブラック1色で統一することで、コンパクトに収まりすっきりとして見える。
⑥コの字に家具を配置したレイアウト|狭い部屋ではデッドスペースNG
長方形の部屋の形を生かして、窓際にベットを置き、その手前にソファーをテレビボードを平行に配置。
ベットの隙間の余ったスペースには、収納家具を置くなど壁沿いに家具を配置して、デットスペースをなくすと使いやすく生活しやすいレイアウトに。
鉄筋・鉄骨マンションにありがちな柱によるデットスペースは、このように活用すると具合がいい。