ドン!と爆発しそうな怒り。どうすれば、上手に怒りをコントロールできるのでしょうか?
(phaustov/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
ブワッと吹き出そうになる、激しい怒り。周囲の人を怒鳴りたくなる、物を壊したくなるなど、怒りをぶつける対象を探したくなることもあるでしょう。
ただ、それをやってしまうと、周りとの関係性にヒビが入ってしまうかも。
今回は、怒りをコントロールするためのコツを、fumumu取材班が聞いてきました。
①5秒数える
「瞬発的に出てくる怒りは長続きしないので、イラッとしたらその場で5秒数えるといいですよ。怒りのままに発言するとか、物に八つ当たりしてしまうと、さらに怒りが増幅されてしまうから。
周りに、感情をコントロールできない人と思われるのも困りますよね。目を瞑って深呼吸したり、その場で足踏みしたり、肩をグーッと持ち上げてストンと落としたり…なにかしら別のことに意識を向けながら5秒間を過ごすのがおすすめ。
怒りの波が通り過ぎたら、自分がどんなことにイライラしたのか冷静に考えられるようになりますよ」(30代・女性)
②紙に書き出す
「怒りの原因がわからないと解決策を探すことができないので、腹が立ったときは感情を紙に書き出すようにしています。私は紙とペンがまとめやすいけど、スマホのメモアプリを使うのもいいと思いますよ。
どんなことにイライラしたのか、周りにどうしてほしかったのか、自分の行動は最善だったのか…など、そのとき思いつくものをひたすら書き殴ります。書くことで頭の中が整理されるし、書いた文章を読み返すと客観的な視点が生まれるんですよね。
腹を立てていると、思考が固定されがちだから。頭の中から気持ちを抜き出すと、視野が広がって解決策が見えやすくなります」(20代・女性)
③鏡を見る
「気持ちを落ち着かせたいなら、鏡を見るのが一番手っ取り早いです! 某テーマパークでは、お客さんが夢から覚めてしまうので、お手洗いくらいにしか鏡を置いていないらしいですよ。
怒っているときの顔って、どんな人でも結構ひどい顔だから。鏡を見て自分の表情を自覚することで、『なんでこんなに怒ってるんだ?』と客観的になれるんだと思います。
泣いているときも、鏡を見ると気持ちが冷めますよね。逆に、自分の世界にどっぷり酔いたいなら、鏡は見ないほうがいいんだと思います」(20代・女性)
瞬発的に怒りを出す能力もときには必要ですが、常に怒りを垂れ流していては、周りに誰もいなくなってしまいます。
口から飛び出そうな怒鳴り声をグッと堪えて、「1、2、3…」と試しに数を数えてみてくださいね。