老後資金問題で資金を貯めておかなくてはと漠然と考えるSTORY世代。投資には興味があっても二の足を踏んでしまうというのは皆、同じ。そこで投資未経験の本誌ライター小仲が投資家八木エミリーさん指南の元、自分の収入でガチ投資、スタートです!
★ 投資が怖い? それは幻想!
<投資とは「積み立てるもの」です>
A.ゼロになるのは「投機」。 投資は積み立てる もので健全です。 「投資」は将来性を見込んで長期的に利益を得るものに対し、「投機」は相場の変動次第で短期的に売買して大きな利益を得るのが目的。その分リスクも大きいので、主に怖いと言われているのは「投機」のことなのです。
A. 投資信託はプロに任せるシステム。ほったらかしでOK。 「株式投資」は個人で運用するので常に相場を気にしなくてはなりませんが、「投資信託」は専門家がデータを元に運用してくれるので、放置して大丈夫。忘れて自分の仕事に没頭するくらいが長期投資はうまくいきます。
A.初心者さん視点から考えるとアメリカ株から始めて バブル崩壊後からの回復もあまり上がっていないことを考えると長期投資には日本株より国力のあるアメリカ株の方が良いというのが一般的ですが、自分の国を応援したいという気持ちで日本株を買うというのもアリです。
A.手数料やポイントサイトの明解さで「楽天証券」がおすすめ 色々な証券会社がありますが、初心者にとっては難しい専門用語が並んでいるよりわかりやすいのが一番。ポイント利用もできたり、手数料の安さは節約にもなるので主婦の方には楽天証券が手を出しやすいと思います。
★ 投資初心者が知るべき4つのこと
1.ゴールを決める
積立投資を成功させるには、まずは何年後までに資産がいくら必要かという具体的な目標を立てることが大切。そこから逆算して投資額を決めます。何のための投資か目的をはっきりさせておくと、株価変動にも動じません。
2.ゴールに向けた「マイルート」を定める
目標の金額と年齢、何%の収益率の銘柄にするかを決めます。利回りの高さとリスクは比例しますが、リスクを取れたとしても、平均7%くらいまで。そこで月の投資額が決まります。楽天証券のシミュレーションが便利です。 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
3.価格と価値の違いを把握して無駄遣いをおさえる
投資を始めると今までと同じような出費をしていたら当然苦しくなります。自分にとって本当に必要なものか、お金をかける価値があるのかを自問する癖をつけましょう。無駄遣いするくらいなら資産運用にまわして!
4.市場の暴落はチャンス! と心づもりする
投資初心者は株価の暴落に動揺してすぐに売ってしまい元本割れしがち。積立投資はドルコスト平均法で株価が下がる時は安くたくさん買えているのがメリット。それに資本主義であれば、基本的に経済は上がります。
撮影/吉澤健太 ヘア・メーク/谷口結奈(Linx) 監修/八木エミリー 取材/小仲志帆 イラスト/岡田 丈 ※情報は2022年6月号掲載時のものです。