今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
思考停止におさらばする
今週のみずがめ座は、思い切って方向転換する勇気を奮っていこうとするような星回り。
『サルトルを手放すために曝しけり』(岬雪夫)という句のごとし。フランスの哲学者サルトルの著作は、団塊の世代が若者だった時期の日本の学生にとって、まさにバイブル的存在でした。
作者は戦前の生まれですが、やはり青春の形見としていつまでも手放せなかったのでしょう。一般に、書を曝すことを「虫干し」ともいいますが、掲句の場合も、ある種の消化不良や感情的なわだかまり、はたまた過剰な執着などを封じるために、頭のなかの「サルトル」という虫を干そうとしているのだとも言えます。
あなたもまた、何度でも問いの前提を問い直し、探求そのものをリフレッシュさせていくことがテーマとなっていくでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
呪縛の外へ
今週のうお座は、今一度自分を無能感から救う道筋を探っていこうとするような星回り。
イギリスの批評家マーク・フィッシャーは、現代社会では、ほとんどの人が何らかの意味で負け組であり、したがって、傷ついていない人などまずいないのであり、その理不尽な状況に対して無関心ともシニシズムとも異なる感傷モードに陥ることを「再帰的無能感」と呼んでいました。
社会の開放を目指す政治はつねに「自然秩序(あたりまえ)」という体裁を破壊すべきで、必然で不可避と見せられていたことをただの偶然として明かしていくと同時に、不可能と思われたことを達成可能であると見せなければならない。現時点で現実的と呼ばれるものも、かつては「不可能」と呼ばれていたことをここで思い出してみよう。」 (『資本主義リアリズム』)
あなたもまた、いま自分が「不可能」と思い込んでいることをこそ浮き彫りにしていくことで、“偶然”の脱却の第一歩を模索していきたいところです。
こちらの画像をタップしてね!
isuta恋愛占い(毎月1日、15日更新)
isuta週間占い(毎週日曜日更新)
isutaの運勢グラフ(毎月1日更新)