中川さんおすすめの食べ方
「セミドライトマトの甘味と酸味、ごま油のコクと風味、青唐辛子のピリッとした辛さ。いろいろなおいしさがふんだんに詰まった万能調味料です。
冷やっこにのせれば、それだけで満足感のあるひと皿に。そのほか、素麺や中華麺とあえたり、スープや卵焼きに入れたりするのもおすすめです。
栄養がしっかりと詰まっていてさっぱりと食べられるので、夏バテの時期にぴったり。2週間ほどで食べ切るようにしてくださいね」
3. 彩り豊かな夏野菜たっぷり! 焼き野菜のオイル漬け
「夏野菜の特徴は、瑞々しくジューシーで味が染み込みやすいこと。そしてカラフルで見た目からも元気をもらえることです。そんな夏野菜をハーブ入りのオイルに漬け、香り高く色鮮やかな保存食にしてみました。
夏野菜を漬ける前に焦げ目をつけて焼くことがポイント。旨味がしっかり引き出され、香ばしさが加わりますよ」
材料
・ズッキーニ……1本
・パプリカ……1本
・なす……1本
・にんにく……1片
・オリーブオイル……適量
・ローリエ……1〜2枚
・バジル……適量
・塩……小さじ1/3杯
作り方
1. ズッキーニ、パプリカ、なすを食べやすい大きさに切る。にんにくは半分に切る
2. フライパンに1を並べ、焦げ目をつけながら火が通るまで焼く
3. 保存瓶に2、塩、ローリエ、バジルを入れ、その上からオリーブオイルをひたひたになるように注ぎ、冷蔵庫で保存する
※オイルが固まった場合は湯煎にかけて溶かす
中川さんおすすめの食べ方
「野菜はもちろん、にんにくやローリエの香りが染みわたったオイルも活用してください。
トーストしたカンパーニュに漬けた野菜をのせ、上からオイルを回しかければお手軽タルティーヌ風に。ほどよくオイルが滲み入ったパンが、じゅわっとおいしいですよ。夏野菜らしい華やかな色合いや、爽やかなハーブの香りを堪能してくださいね」
「もちろん、そのままお惣菜として食べるのもよし。野菜を刻んでオイルパスタにするのもよし。アレンジの幅が広く2週間は保つので、最後まで余すことなく楽しみましょう」
夏野菜の魅力が詰まった保存食で、心も身体も元気に!
旬の夏野菜をシンプルに味わうレシピ3品をご紹介しました。簡単なので、ご家庭でささっとできるうえ、保存もきいて、アレンジも自在。疲れがちなこの季節に大活躍すること間違いありません。ぜひ、ご自身のお好みの味わい方を見つけてください。
夏のおいしさと栄養をたっぷりと味わいながら、心も身体も元気を取り戻して残暑を乗り切りましょう。
取材・文/丸山夏名美
撮影/實重かおり(macaroni 編集部)
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