“大人を自由にする住まい”がコンセプトのリノベーション会社「ゼロリノベ」が、お洒落なリノベーション事例や、ある人のお部屋を通して心地よい暮らし方のヒントをお届けします。
広いとは言えない、ちょっと狭いと感じてしまうかもしれない部屋でも、間取りの工夫次第で平米数以上の満足感は味わえるもの。小さくても自分らしく、心地いい空間づくりをリノベーションで実現させてみませんか。ここでは、コストとも上手に付き合って手に入れた小さい家のリノベーション事例をご紹介します。
[Case1] 主役のキッチンと丁寧に暮らす 〜一人暮らし40㎡〜
空間効率を考え、リビングのソファがダイニングを兼ねている事例です。リビングを兼ねている分、ソファの座り心地にはこだわったとか。キッチンの隣に寝室があるため、キッチンと寝室の間はしっかり仕切って汚れ対策がされていますが、透明のガラスにすることで圧迫感をなくしています。
キッチンにはこだわったそうで、大きなL字型の造作キッチンが印象的。決して広くない空間の中でも「丁寧な暮らし」が送れるLDKに仕上がっています。
[Case2] ワンルームを程よく仕切って広々と 〜一人暮らし46㎡〜
こちらの事例は、ワンルームを腰壁の高さで仕切り、壁の上部を開けておくことで程よく空間を分けています。視界を遮る壁の面積が少ないので圧迫感がなく、そこまで広くない部屋でもひらけた印象を与えることが可能ですよ。
玄関から入った様子からも、サニタリーからLDKまでの気持ちのよい抜け感が伝わってきます。光も風もめぐるワンルームに仕上がっているのがわかりますね。
[Case3] 極力シンプルに、ミニマルに 〜二人暮らし48㎡〜
キッチンを壁付けにし、ダイニングテーブルと繋げてカウンターを設けている事例。写真左側にはインナーテラスにワークスペースもつくってあり、贅沢な空間づかいです。
その分寝室は最低限の広さに抑え、収納はWICに全てまとめて入れてあります。小さな家で快適に過ごすため、できるだけシンプルに暮らすために、「物を持たない」ことを前提にリノベーションすることも一つのヒントになるかもしれませんね。
[Case4] コンパクトに回遊できる家 〜三人暮らし52㎡〜
こちらの事例は、回遊性によって空間に広がりを持たせたプラン。水回りを中心に、WTCをつくることで、行き止まりのない間取りを実現させています。仕切る壁がないことによってどこにいてもお子さんに目が届き、声が聞こえ、家族の居場所を増やしてくれています。
玄関のすぐ右にはWTC。ここを通り抜けても玄関からまっすぐ入ってもLDKに繋がっている、そんな風に家の中を回遊できることで狭さを感じさせないように設計されています。
[Case5]4人と3匹が悠々と暮らせる間取り 〜四人暮らし53㎡〜
こちらの事例は2つのロフトが特徴的な間取り。将来的にこもってしまう子ども部屋はつくらず、みんなでリビングに集まる家にしたかったとか。ロフトには開口部を散りばめて、お子さんとペットの猫の遊び場になるように設計しています。
家族個人個人のプライベートスペースをつくらなかった分、LDKはゆったりと。キッチン横にはスタディスペースも設けてあります。家族みんなでLDKに集まれるようにと、こんな風にメリハリをつけたプランも素敵ですね。