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[8/8〜8/14の運勢]8月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生き生きとした統合を求めて

今週のかに座は、遠い過去と現在とが改めて結びついていくような星回り。

『むかし吾を縛りし男の子凌霄花』(中村苑子)という句のごとし。掲句では、つるを他の木などにからみつかせ、どこまでも執拗に這いのぼる性質が焦点となっています。

つまり、人生の途上で経験したことを媒介にして、過去と現在とがふたたび結びついたのであり、長く生きることで賢くなることがあるとすれば、こういう瞬間の積み重ねるなかで、むかしはよく分からなかったことが鮮明になって整理されてくるからなのかも知れません。

あなたもまた、ますます遠い過去が身近になっていくような体験をしていきやすい時期なのだと言えます。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

泥仕合の必要性

今週のしし座は、どうしてもコントロールできないものがあぶり出されていくような星回り。

ペンテウスを陥れた、ディオニューソスの一言のごとし。

誰よりも理性的であったはずのペンテウスは、それゆえにおのれの内に屈折した欲望を抱えており、ディオニューソスにそこを突かれてしまう。それは偽善的純潔や小賢しさなどは、暗い自然の前では露ほども通用せず、むしろ多くの場合、その愚かさや異常さを暴かれてしまうことと相通じているように思います。

あなたもまた、内部からであれ外部からであれ、暗い自然からの襲撃を、みずから受け入れてしまうようなところがあるでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

価値を転倒させていく

今週のおとめ座は、どこかで見失っていた「強さ/弱さ」へのまなざしを取り戻していくような星回り。

『蜥蜴の交尾ずるずると雄ひきずられ』(田川飛旅子)という句のごとし。作者は長年にわたり企業で勤務してきた男性ですが、だからこそ自身の経験も踏まえた上で、表面的な強さや勢いのよさなどには惑わされない、人間の奥深い機微に対する洞察を備えていたのかも知れません。

そもそも、強さや弱さというのは簡単にはかれるものではありませんが、現代社会ではどこか物理的強さや経済力といった分かりやすい基準だけでそれを決めつけてしまうような傾向があるように思います。

あなたもまた、一般的ないし現代的な基準とは異なる視点を通して、強さ弱さということにまつわる議論に奥行きを与えていきたいところです。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

媒介と小説

今週のてんびん座は、「する/される」というモードの外へと立たされていくような星回り。

哲学者の坂部恵は、「ふるまい」という日本語をめぐる考察のなかで、「ふるまう」に相当する西洋語の動詞が、英語やドイツ語において再帰動詞のかたちをとることに注目していました。というのも、そうした事実は、「ふるまい」という日本語のもつ「受動的であると同時に能動的な<二重化的>な構造」を暗に示しているからです。

「<自由自在なふるまい>において、ひとは、既製の行動の規範や形にしたがいながらも、けっしてそれらにしばられることなく、いわば自己と他者との間、普遍的規範と個別的状況との間を想像力によって自由に行き来しながら、個別的状況に即し、個別的状況を超えつつ、ふるまう。」

あなたもまた、何事かを頑張って成し遂げるのでもなく、ただ命令に従う訳でもない、「ふるまい」という語のもつ「媒介」としての働きにおのずから近づいていくことがテーマとなっていくでしょう。

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