エッグタルトといえば、サクサクの生地に濃厚なカスタードフィリングを詰めて焼いた、香港やポルトガルで昔から親しまれるお菓子。かつて日本でも一大ブームを巻き起こしたエッグタルトを、業務スーパーで発見しました。業務スーパーのエッグタルトには、実はうれしいサプライズが…♪
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どこか懐かしの味「エッグタルト」
香ばしく焼かれた生地に、卵を使ったフィリングを入れて焼いた「エッグタルト」。
香港やマカオ、さらにはポルトガル名物として知られるエッグタルトが、業務スーパーでも販売されています。
ポルトガル直輸入のエッグタルトを、元パティシエの筆者が実際に食べてその味をレポートします♪
業務スーパーのエッグタルトはポルトガル風
『エッグタルトチョコクリーム入り』462円(税込)
エッグタルトといえば、マカオや香港とポルトガルのものが有名です。
業務スーパーのエッグタルトは、ポルトガル風。ポルトガルと香港のエッグタルトには、ふたつの違いがあります。
ひとつは「土台がパイであること」。もうひとつは「フィリングの卵感が強くしっかりとしていること」です。もともとポルトガルにあったものが香港に伝わって、土台はタルトに、フィリングはやさしく焼いたフルフルタイプに独自の進化を遂げました。
箱を開けると、直径7センチほどのアルミカップに入ったエッグタルトが出てきました。
個包装の袋はなくこのままの状態で入っているので、箱を開けた瞬間パイに使っているバターの香りが♪
食べ方は「凍ったままのエッグタルトのアルミカップを外し、1200wのオーブントースター1個当たり約12分加熱」とあります。
さっそく予熱したトースターで焼いて、試食してみましょう♪
焼きたてのエッグタルトは、カスタード部分のつやが増し、エッグタルトらしい卵のいい香りが漂います。
目で見てもパイがしっかりと層になっているのが確認でき、これはサクサクの予感……!
アルミカップを外してトースターに入れることで、パイの水分が蒸発し、サクサクになるんです。おいしく食べるポイントですので、焼く際にはアルミカップから外すのを忘れないようにしてくださいね。
さっそくフォークで割ると、なかからとろりとチョコレートが……!
卵の香りとパイの美しい層に気を取られて、チョコレートクリーム入りのことを忘れていたので、これはうれしいサプライズです。
もっちりとしたカスタードは、卵の風味が濃厚!ヨーロッパのお菓子に見られるような、バニラが香るタイプとは違い、エッグタルトのカスタードは、卵の香りとコクがしっかりとあり、どこか懐かしさを感じます。
例えるなら昔懐かしいしっかり食感のプリン。香料を使わず、卵と砂糖、牛乳だけを使ったあの味です。
チョコレートクリームも、カスタードに負けない濃厚さ。ヘーゼルナッツをプラスしているので、ナッツの香ばしいコクも感じますね。甘さよりもビター感が強いですが、絶妙なハーモニー♪
普通のエッグタルトにはチョコレートクリームは入れませんが、カスタードとの相性は言わずもがな抜群!
しっかりとしたカスタードにとろけるようなチョコレートクリーム、一度体験したらやみつきになりますよ。