お互いの老いを痛感する熟年夫婦のデリケートな問題に切り込んだ、マツコ・デラックスさんらのコメントが話題に。
15日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に、タレントのマツコ・デラックスさんと、ドラァグクイーンのダイアナ・エクストラバガンザさんが出演。
倦怠期を迎えたパートナー間のデリケートな問題に対する2人のコメントが、「名言」だと反響を呼んでいます。
■「妻ともう一度恋がしたい」男性
同日の放送では、「恋愛の対象から、家族に変化してしまった倦怠期の配偶者にドキドキ感を取り戻すことは可能なのか」という、海外の話題を取り上げた記事を紹介。
男性(45)は結婚15年目で、妻(39)とは共働きで子育てをしているそう。忙しい生活のなかで、結婚当初は大切にしていた夫婦ふたりだけの時間もいつしかなくなり、会話も子供の話題のみという状況に。
しかし男性は「もう一度妻と恋がしたい」と、切ない胸の内を告白しています。
■冷めるのではなく「形を変える」
「1度冷めた恋愛対象に、もう一度燃えることはあり得るのか?」という問題に、ダイアナさんは「恋愛感情が冷めるのではなく、『形を変える』って言ったほうが正確なんだろうけど」とコメント。
マツコさんは「アタシ、けっこう聞くんだけど…」と切り出し、10年ぶりくらいに夫婦ふたりだけの時間を作ってみたところ、「それからまたそれがこう…慣習になっていくって」と、何かきっかけがあれば状況も変化するのではないかと言及します。
■「老化って悪いこととは限らない」
するとダイアナさんは、「『思い出してきた、思い出してきた!』ならまだ良いんだと思うんだけど、『あれ? こんなだっけ…』って」と、自分自身やパートナーの老いを実感してしまう、デリケートな問題にも触れていきます。
これにマツコさんは「年齢の経験によってね、若いときには感じなかった、そういうのしか知らなかったのが、違うものに触れるわけじゃない。はじめて、ちょっと熟したものに。それはそれで、なにか新たなアレになるんじゃない?」とコメント。
このマツコさんのコメントには、ダイアナさんも「老化って悪いこととは限らないからね」としみじみ共感します。
■年齢を重ねた人に惹かれる人は少なくない
ダイアナさんの言葉に、マツコさんも「そりゃそうよ」と改めて頷き、「だから意外と、若い子とかでも、男女組み合わせどっちにしても、ジジイとかババアのほうが良いっていう人意外といるじゃない?」と、若い人にはない大人の魅力を熱弁しました。
世の中では、過剰に「若さ」が求められる風潮もあるなか、このマツコさんとダイアナさんのコメントには、視聴者から「老化は悪いことではないわよ。ダイアナさん、マツコさん、名言だわ」という声も。
一方で、パートナーとの倦怠期の問題については、「1回冷めたら無理だなぁ」「ドキドキがそんなに重要かねとも思うのだが」「まずは恋愛は燃え上がる物という決めつけを捨てよう」と様々な意見がつぶやかれ、反響を呼んでいます。