おにまんじゅうにしるこサンド、五平餅、ういろうなどなど菓子作り盛んな『お菓子処』の愛知県。消費量も全国トップクラスを誇ります。
テレビ愛知開局39周年記念特番として放送された「知ってる!!知らない!?愛知おやつ100菓」では地元愛知が誇る「メイド・イン・愛知」のおやつ100品を紹介。おやつとしても親しまれている名古屋人のソウルフード・スガキヤのスイーツにまさかの新事実が発覚しました。
ボリューミーでリーズナブル!スガキヤは気軽に食べられる名古屋人の『おやつ』!
名古屋と言えばご存じ『スガキヤ』。スガキヤのラーメンは昔も今も変わらず親しまれている名古屋人のソウルフードです。
そんなスガキヤのラーメン、名古屋人にとってはお昼ごはんや夕食だけではなく「おやつ」としても親しまれています。実際、学生時代の学校帰り、おやつの時間に食べた人も多いのではないでしょうか?
美味しさはもちろんのこと、定番のラーメンなら360円というリーズナブルな値段設定、さらにはボリュミーでお店にも気軽に入りやすいなどの理由から、スガキヤはおやつとしても名古屋人に愛されています。
ちなみにスガキヤの創業は1946年。当時のラーメンの値段は30円だったとのこと。
そんな名古屋人に愛され続けているスガキヤですが、もともとのスタートは『甘党の店』。そのため、今でもソフトクリームやぜんざいなど豊富なスイーツメニューが揃っています。
そんなスガキヤの定番甘味メニューの一つがベリークリーム。ソフトクリームに甘酸っぱいベリーソースがかかったスガキヤでも人気のスイーツです。ベリーソースのほどよい酸味とクリームの甘さが絶妙に合わさり、食べやすく仕上がっています。
スガキヤスイーツに隠された秘密! カップに刺さっているスティック状のアレの正体とは?
ところで、ベリークリームに刺さっているこのスティック状のお菓子、正体は何だか分かりますか?
スガキヤを食べに来ているお客さんに話を聞いてみてもなかなか知られていないこのお菓子。その正体は、愛知を中心に長年愛され続けているロングセラーおやつ『ビスくん』なんです!
スーパーやコンビニでは今でも30円から40円の価格で販売されているローカルおやつの『ビスくん』。製造元は名古屋市中川区にある三ツ矢製菓、大正7年創業の老舗おやつメーカーです。
創業当初は主にキャンディの製造をしていた三ツ矢製菓ですがすが、昭和37年に当時人気だったビスケット製造業に移行。その後昭和45年に『ビスくん』が誕生します。
カリッとした食感にほんのりとした甘さとほどよい塩気で『ビスくん』はたちまち子どもたちを魅了。遠足でのおやつや結婚の菓子まきに使われやすいという理由から、今でもロングセラーとなっています。
ちなみに『ビスくん』の年間生産量はおよそ300トン、本数に換算するとなんと1億5000万本にもなるんだそうです。これは驚きですね!
スガキヤに提供されているのは一般的になじみのある袋パッケージのものではなく、紙筒に入った大容量パッケージ版ビスくん。ほとんど一般には流通しないレアものなんだそうです。1回の出荷でスガキヤに届けるビスくんはおよそ14万本。ものすごい数ですね……!
スガキヤの調べによると、およそ40年前となる昭和56年頃にはビスくんがスイーツのおともとして使われていたとのこと。その前はウエハースを添え物にしていたのですが、商品リニューアルに伴って縦型のカップを使うようになったことに伴い、ビスくんが使われるようになったという説が有力のようです。
ビスくんのほどよい塩味とスガキヤソフトクリームの甘みがマッチした正に『夢のコラボ』。しかし、スガキヤスイーツに刺さっているスティックビスケットが『ビスくん』であることはあまり知られていません。
その理由は単純で『これまで積極的に広報してこなかったから』。スガキヤ自身がビスくんに焦点を当ててテレビで発信するのはおそらく初めてなんだそうです!
名古屋で長年愛されている『ビスくん』は、スガキヤの甘味の美味しさを引き立てる名脇役でもありました。
番組ではこの他にも2023年の大河ドラマで大注目の街・岡崎でのおやつ巡りや愛知県でも親しまれている定番おやつ・みたらし団子のヒミツ調査も敢行! 続きはリンクからご覧下さい。
また、番組内にて愛知県内各地で親しまれている愛知のおやつをどどんと「100個」紹介しています。どんなおやつが登場したのか気になる方は、YoutubeやGYAO、Locipo見逃し再配信でご覧下さい!