イタリア・ミラノに本店を構える揚げピザ専門店「イル パンツェロット」が日本初上陸!イタリア・プーリアの郷土料理として親しまれているパンツェロットを楽しめるお店として、要注目のお店です。今回はオープンに先駆けて、本場のパンツェロットを食べてきました!
macaroni編集部レポート
これが本物のパンツェロットだ!
発酵させた生地に具材を包んで揚げた、イタリア・プーリア州の郷土料理「パンツェロット」をご存知でしょうか?パンツェロットは、イタリア全土の老若男女に親しまれ、日本でいえば“おにぎり”のようなソウルフードとして食べられています。
パンツェロットを提供するお店のなかで、イタリア・ミラノで高い人気を誇るのが、「これが、本物のパンツェロットだ!」をコンセプトに、プーリア州出身の姉弟が2013年にオープンした「イル パンツェロット(IL PANZEROTTO)」。
“IL”は英語でいうと“THE”にあたる定冠詞。“IL PANZEROTTO”の名前には「本物のパンツェロットを提供するお店」という意味が込められています。
そんなイル パンツェロットが“パンツェロットでプーリア州の魅力を世界に伝えたい”という想いのもと、ついに日本上陸。2019年1月25日(金)のオープンに先駆けて、本場のパンツェロットを食べてきました!
パンツェロットの香ばしいかおりが漂う店内
店内に入るとパンツェロットがずらりとショーケースに並び、奥のキッチンではスタッフがパンツェロットを作っています。1階は注文カウンター、厨房、カウンター席4席のスペース。
地下へ続く階段を下ると広々としたスペースが現れます。席と席の間は隣の人と会話しやすい絶妙な距離感。店内の壁にはプーリア州の世界遺産「アルベロベッロ」のアートやミラノ本店の外観をイメージした画が描かれています。
暖色系の照明が落ち着いた雰囲気を演出しながらも、ポップなアート作品を飾っていることでイタリアの陽気さも感じられます。
初めて食べるパンツェロットの味は……
今回のプレオープンでは、イル パンツェロットを立ち上げたダレッシオ姉弟が登場し、目の前でパンツェロットの作り方を実演してくれました。
イル パンツェロットはとことん材料にこだわり、そのほとんどがイタリア産。お店で生地を作って発酵し、具材を包んで揚げるというシンプルな作りなので、味に影響を及ぼしやすい素材に注意を払ったそうです。
また他のパンツェロットとは異なるポイントとして教えてくれたのが“具材の細かさ”。具材をミンチ状にすることでどこから食べても同じおいしさが感じられるのだとか。
パンツェロット作りへの想いやこだわりを聞いていると、揚げたてのパンツェロットが到着!テイクアウト用の紙袋から香ばしいかおりが漏れてきます。大きさは縦約11cm×横約17cm、ミラノの本店で販売されているものと同じサイズです。
クラシコ 500円(税込)
今回いただくのは、モッツァレラチーズ、トマトソース、オレガノが入った定番商品「クラシコ」。半分にカットすると中からチーズがとろーりと伸び、シズル感たっぷり!
中を覗くと、とろけたチーズとトマトソースがしっかり絡み合っているのがわかります。溢れ出てくるチーズに注意しながらかじりつくと、生地の外側はカリッとした食感で歯切れはもっちり。揚げているにもかかわらず、油っこさは感じない食べ心地です。
そしてトマトソースの酸味、モッツァレラチーズのまろやかさが合わさったこの味わい。それはナポリ名物のマルゲリータそのもの!「包み揚げピザ」と言われる所以も納得です。
バリエーション豊かにスイーツ系もラインアップ
サーモン 650円(税込)
パンツェロットは、クラシコ以外にも「プロシュート」「サーモン」「サラミ&クリームチーズ」「ポテト」「チーズ&ミート」をラインアップ。またスイーツ系のパンツェロットとして、ヌテラチョコレートを使用した「チョコラータ」も販売しています。
ドリンクはイタリアのビールやワインを取り揃え、営業中は終日アルコールを提供。パンツェロットを片手にイタリアの食前酒文化「アペリティーボ」を楽しめます。
ちなみにミラノでは、パンツェロットとビールを一緒に注文する人が多いそうですよ。