収納スペースに何年も使っていない紙袋を溜めていませんか?紙袋はいつの間にか溜まってしまうアイテムの一つ。でも紙袋はコツさえわかると、使う使わないの判断もしやすく、整理収納のはじめの一歩としてもおすすめです。紙袋の整理収納のコツや我が家でも実践している紙袋を活用した収納アイデアをご紹介します。
紙袋の整理収納のコツ
整理1:家中に散らばった紙袋を一箇所に集める
整理をする時の大事なポイントは、今どれだけあるのか全量を把握すること。持っている量が目に見えると「よく使うもの」が明確になり「どのくらいの量があると良いか」も、今のライフスタイルに合わせて決めやすくなります。
紙袋はまとめて収納している方も多いかと思いますが、薄い紙袋は収納の隙間などにも入りやすく、メインでよく使っている紙袋をまとめて収納していても、それが持っている全量でないことは多くあります。例えば、クローゼットの引き出しケースの隙間に洋服やバッグを買った時の紙袋が何となく入ったままになっていないでしょうか。まずは、そういった家のあちこちに散らばってしまっている紙袋も全て一箇所に集めてみましょう。
最近はエコの流れで紙袋をお店でもらう機会が以前より減り、もしかしたら使う機会があるかも…と捨てにくい気持ちが出てくるかもしれません。でも全量を一箇所に集めてみると、出番の多い紙袋はある程度サイズが共通していたり、自分の使っている紙袋の種類も明確になることで、きっと整理の判断もしやすくなりますよ。
整理2:こういった紙袋は処分してOK!
・何年も使わないまま取ってある紙袋
・汚れていたり破れている紙袋
・アクセサリーなど小物用の小さい紙袋やワイン用の紙袋、マチが大きかったり狭かったり使えるシーンが限られるような紙袋
こういった紙袋は思い切って処分したり、残すにしても数を厳選するなど、今のライフスタイルに合わせて持つ量を意識してみましょう。量を決めにくい時は写真のように、丈夫そうな紙袋をケースがわりに「ここに入る分だけ残す」というように、枠を決めるのもおすすめです。
整理3:残す袋は<資源ゴミ用><使う用><保管用>などに分ける
そして、残すと判断した紙袋は、用途別に分けてみましょう。
我が家の紙袋を使う用途は、例えばこちら。
用途1:資源ゴミ用の紙袋(2週間に1回の回収で使用)
用途2:外出時やおすそ分け用など紙袋として使う(年に数回)
予備:リサイクルや保管などに使う大きい紙袋
ざっくり用途に分けて、使用頻度からそれぞれ取っておく量を決めています。決めておくことで、もし上記で使えそうにない紙袋が入ってきた時は、即資源ゴミに出すようにして、紙袋が溜まらない仕組みにしています。
分け方は人によって、ライフスタイルによっても様々です。例えばフリマアプリで梱包用として使う、お弁当袋の代わりに(汚れたら変える)など、自分のライフスタイルに合わせて分けてみると良いでしょう。また使う前提ではなく、思い出のように取っておきたい紙袋がある場合は、使う紙袋とは一緒にせずに<思い出の袋>として別の場所で保存すると良いでしょう。
収納:使う場所の近くや収納スペースに合わせて定位置を決める
分けた紙袋は、それぞれ使う場所の近くに収納すると、使う時もサッと使いやすくなります。
例えば資源ゴミ用ならゴミ箱の近くに、お弁当に使うならキッチンに、梱包に使うなら梱包用品と一緒になど。ただ、使う時にとても使いやすくなる反面、収納場所が分かれると管理が面倒になり、紙袋が増えてしまう原因にもなってしまうので、紙袋を一括収納するのもおすすめです。
我が家も紙袋は一括収納しています。写真のように「ニトリのNインボックス縦型ハーフ」に用途別に分けた紙袋をまとめて「ここに入る分だけ持つ」というように決めて収納しています。細かい枚数なども気にせずにボックスに入る分なら収納できるので、気持ち的にも少し楽になります。
紙袋を一括収納する際は、使用頻度の高い用途に合わせて収納する場所を決めていくと良いでしょう。
我が家では紙袋の主な用途は資源ゴミ用なので、紙袋の一括収納場所をゴミ箱スペースの後ろを定位置にしています。資源(新聞・古紙)ゴミ箱も隣や近い場所にあるので、ゴミ出しの準備もとても楽にできます。
さらに、収納スペースに合わせて取り出しやすいようにしておくと紙袋の管理もしやすくなるのでおすすめです。我が家では奥行きのあるゴミ箱スペースの奥に紙袋の収納ケースを置いているので、写真のように、100円ショップで購入したキャスターを強力両面テープで取り付けて、より楽に出し入れができるようにしています。
最近はキャスター付きの収納ケースなども多くあるので、床置きで収納ケースを取り入れる際には最初からキャスター付きのものを選ぶのもおすすめです。
紙袋の活用アイデア
紙袋は優秀な収納ケース
紙袋を整理する時に、紙袋としては使わないけれど捨てるには紙もしっかりしているしもったいない…と感じる時は、収納ケース・仕切り用のケースとして活用するのもおすすめです。作り方は簡単。紙袋を使う場所の高さに合わせてハサミでカット。あとは内側に折り込むだけで完成です。紙なので高さの調整もしやすく収納ケースとしてもとても優秀です。
収納ケースも買うとなると寸法を測ったり、買ってはみたものの使いにくい、入りきらなかったなど、購入する時はしっかり検討することが必要です。でも紙袋を活用した収納ケースなら、収納ケースを買うまでのお試し用として使ったり、汚れても気軽に捨てることもできるので、とてもおすすめです。また、紙袋は色々なサイズがあるので、紙袋としては使うシーンがなくても、収納ケースとしてなら収納する物や収納スペースに合わせて使うことができるかもしれません。
冷蔵庫の野菜室の仕切りケースに
ここからは、紙袋を活用した収納例を少しご紹介します。
深い引出しタイプの野菜室は、そのまま野菜を入れてしまうと野菜が引出しの中で混ざってしまい、何がどれだけあるのか見えにくくなってしまうので、仕切りケースを活用するのがおすすめです。その際にプラスチック製のケースで仕切っても良いですが、我が家は写真のように紙袋を活用しています。紙袋なので、土汚れの際も気楽に捨てたり取り替えもしやすいので、とても重宝しています。