食費がなかなか減らないのが悩み……という人は、実は冷蔵庫に原因があるのかもしれません。ここでは、見るだけでわかる「食費が増える冷蔵庫の特徴」について紹介します。さっそくあなたの家の冷蔵庫もチェックしてみませんか?
食費が増える冷蔵庫の特徴
食費をなかなか減らすことができない人は、「食費が増えやすい人の冷蔵庫の特徴」に当てはまっていないか、確認してみましょう。
冷蔵庫の中をみるだけで、食費が増えやすいかどうかを簡単に判断できますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
特徴1 冷蔵庫が大きい
食費が増えやすい人は、世帯構成人数に対して「冷蔵庫が大きい人」が多い傾向があります。
もちろん家族が多い人や、食べ盛りのお子さんがいたり、食事にこだわりがあったりして「1日の食費が高くてもかまわない」と割り切っている人は別ですが、なんとなくの理由で「大きい冷蔵庫」に憧れる人は要注意。
大きな冷蔵庫を選んでしまう人は、「冷蔵庫に食材をたくさん詰め込みたい(または詰め込む予定がある)」という気持ちのある人ですので、毎日大きな冷蔵庫を見るたびに、どうしても一度にたくさん買い物をしたくなってしまうもの。
反面、食費が安い人ほど、冷蔵庫の中はいつもスカスカなもの。まとめ買いをしたとしても、した時だけ食材で冷蔵庫がいっぱいになりますが、スカスカになるまで使い切ってから買い物に行くという習慣のある人が多いのです。
冷蔵庫が大きいというだけで「買い物の意欲が増加してしまう」ことになりますので、食費を減らしたい人は、次回新しい冷蔵庫を買う際には、ぜひ「わが家にとっては少しだけ小さめの冷蔵庫」を選んでみてください。
冷蔵庫に入る分しか買わないようにするだけでも、食費の節約につながるはずですよ。
特徴2 冷蔵庫が食材でパンパン
食費が増えやすい人の冷蔵庫は、いつも「パンパン」という特徴もあります。
「あれもこれも食べたい」「あれもこれも安かった」と、目先の「欲しい」「安い」に惑わされ、欲しいものを欲しいだけ購入してしまったり、使い切っていない食材がまだ冷蔵庫にあるのに、追加で食材を購入してしまったりする人の食費はどうしても増えがちです。
また、冷蔵庫がパンパンだと、自分でも冷蔵庫に何が残っているのか把握しきれなくなってしまいます。
そのため、食材を使い切れずにいつの間にか食材がしなびてしまうといった食材のロスにより、食費が増加することにもなりかねません。
このようなことのないように、「少し小さめの冷蔵庫を購入し、買いだめをした日以外はいつも冷蔵庫の中をスカスカにしておく」ことを心がけましょう。
毎日の食事の残り物を保存できる空きスペースもしっかり確保できるくらいスカスカにしておくと、「無理をしてでも全部食べなければ」という食べ過ぎの防止にもつながりますよ。
特徴3 冷蔵庫内がグチャグチャ
冷蔵庫の中がいつも「グチャグチャ」な人も、当然ながら食費が増えやすい傾向にあります。
このような人は、「買ってきたものを冷蔵庫のどこにしまうかのルールがない」ので、冷蔵庫の中でさまざまなモノが迷子になりがち。
「そういえば、わさびはどこにあったかな?」など、たまに使う調味料がどこにあるか分からなくなったり、久しぶりに確認したらすでに賞味期限切れになっていたり……といったことが起こりやすい傾向があります。
こういう人は、まだあることに気がつかずに食材のダブリ買いをする機会が多くなるため、やはり食費も増えやすい傾向にあります。
「野菜を野菜室などに入れる」のは分かりやすくやりやすいですが、それに加え、納豆や豆腐といった細かな食材も、冷蔵庫の何段目のどこにしまうなど「おおまかなどこにしまうかルール」を作ると、ひとめで食材の在庫も確認しやすく、食材が迷子になることもなくなりますよ。
特徴4 冷蔵庫が2つある
最近では、冷蔵庫をひとつだけでなく2つ持ちにする人も増えてきました。
1階と2階、寝室とキッチン、冷凍庫のみを追加購入など、用途に応じて冷蔵庫を分けている人なども見受けられます。
「介護上の問題を解決するため」など特別な事情がある人にとっては、冷蔵庫の複数持ちは、便利だったり危険を少なくすることができたりするメリットがあり、有意義なものです。
しかし、単純に「その方が便利な気がするから」という理由で、冷蔵庫の2つもちをしている人は要注意です。
冷蔵庫を複数持ちしているということは、その分、食材を冷蔵庫にたくさん詰め込みがちになりやすく、食材を買いすぎることから食費も高くなってしまうのです。
「食費の節約より便利を取りたい」などの希望がある人はかまいませんが、「食費の節約をしたい」という希望があるなら、できるだけ冷蔵庫の複数持ちは控えた方がいいでしょう。
実は家電の中でも消費電力量が高めなのが冷蔵庫ですから、冷蔵庫を複数持ちしているということは、食費だけでなく、光熱費も高くなりがちなので注意しましょう。