痩せたいけれどなかなかダイエットに踏み切れない方は、まずは簡単なことから始めてみるのもいいでしょう。白湯にはリラックスや代謝アップ、むくみの解消など嬉しい効果があると言われています。そこで今回は、手軽にできる「白湯ダイエット」 について、あんしん漢方の薬剤師、中田早苗さんに伺いました。
白湯ダイエットの驚くべき効果とは
最近よく耳にする「白湯ダイエット」という言葉。では、白湯ダイエットを行うことで、どのような効果が期待できるのでしょうか?
1.白湯で内臓を温めて基礎代謝アップ
白湯を飲むと内臓が温まり、基礎代謝が上がるため脂肪燃焼につながります。
体温が1度上昇するごとに、基礎代謝が12%増加するといわれているので、白湯はダイエットの手助けをしてくれるでしょう。
ちなみに、基礎代謝とは何もしなくても消費されているカロリーのことで、女性は1日に約1000kcal、男性は約1500kcalといわれています。
2.白湯を飲むことによるリラックス効果で快眠に
就寝前に白湯を飲むことで、からだが温まるためリラックス効果が期待できます。
睡眠不足になると、食欲を増加させるホルモンの分泌が上昇するため、ダイエット中の睡眠不足はなるべく避けましょう。
3.適度な水分でむくみの解消
きれいになるためにも解消したいのがむくみですね。白湯を飲んで体温が上昇することにより、老廃物が排出されやすくなってむくみの解消にもつながります。
とくに、顔や脚はむくみやすく、大きく見えてしまいます。むくみを解消して、ダイエットのモチベーションもアップさせましょう!
ただし、水分を摂りすぎてもむくみの原因になるため、水分の量には注意しましょう。
今日からすぐできる! 白湯ダイエットの実践方法
白湯ダイエットのメリットについてわかったところで、続いて白湯ダイエットの具体的な方法をご紹介します。
白湯の正しい作り方
まずは、正しい白湯の作り方をお伝えします。
1. きれいな水を沸騰させる
2. 50度くらいまで冷ます
50度の目安は、お湯を入れたカップを手で持つことができて、触ってもすぐには火傷せず、ゆっくり飲むのにちょうどいい熱さです。慣れるまでは温度計を使うのもいいでしょう。
お湯を沸かすのは、やかんでもいいですし、電子ケトルなどでも簡単に作れます。鉄瓶でつくると、溶けだした鉄分を摂取することができます。とても簡単なので試してみてくださいね!
白湯を飲むタイミングと適正量
白湯を飲むタイミングは、起床後の朝と就寝前の夜の2回がおすすめです。
朝に飲むことで寝ている間に冷えた内臓を温め、1日の基礎体温を上げてくれる効果があります。
また、夜に飲むことでリラックス効果が得られるため、気持ちが落ち着いて寝つきがよくなります。
朝も夜もコップ1杯(約200ml)を目安に飲むようにしましょう。
白湯アレンジレシピでさらに続けやすく
温かいお湯は苦手という方もいらっしゃると思います。そのような方におすすめなのが白湯のアレンジです。白湯のアレンジにおすすめなものを以下にまとめました。
・レモン
白湯1杯にくし形切りのレモン1~2個を目安に入れる(レモン果汁でも代用可)
・ミント
白湯1杯にミントの葉2~3枚を目安に入れる
・ショウガ&シナモン
白湯に少しずつ加えて、味がきつくならないように自分好みに調整する