パートナーとのお金の価値観の不一致、その不満は結婚前と後でどう変わるのだろうか。恋人だったときは許せても、夫婦になったら許せなくなることも増えるのかもしれない。All About編集部が行った「結婚とお金」に関する調査結果を踏まえつつ、ひも解いていく。
回答者からは「お金の管理は別々(48歳女性)」「すべてを折半にしており、残った分は自分のものなので、貯金しようが遊びに行こうが気兼ねがない(53歳女性)」など、結婚しても、財布を別にしているという声が上がった。
一方で「相手は私任せなので、特にない(58歳女性)」「初めは、金遣いが悪かった。パチンコ代にお金が消えてたが、今はお金の管理は全部私がしているので不便はない(50歳女性)」など、どちらか一方が家計を管理することで、不満を感じないとの声も。
価値観のズレは当たり前。それをどう擦り合わせていくのか
今回の調査では、カップルの半数近くが相手の金銭感覚について何らかの不満を抱いていることが分かった。結婚相手に対しては半数以上の結果だ。
「不満はない」と回答した人の中には、「お金の使い方を事前に相談して決めている(26歳女性)」「金銭的なことに関しては、都度ちゃんと家族会議をしているので、あまり不満はありません(38歳女性)」など、買い物をする前に事前にパートナーに相談し、不満が生まれる状況を作らないという声も見られた。
全く同じ価値観の人と出会い、交際し、結婚するのは難しい。パートナーに求めるべきは「価値観が同じ」ことではなく「価値観の擦り合わせが可能であるかどうか」ということかもしれない。
※回答者のコメントは原文ママです
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