ピリッとキュートな引き立て役♪ 「ピンクペッパー」
クリーム煮やシチューなど、白いソースにポチッとキュートに華を添える「ピンクペッパー」。
ブラックペッパーやホワイトペッパーなど、料理の味や風味を左右する調味料というよりは、彩りとして使われることが多いのがピンクペッパーです。
ウルシ科のコショウボクという木の果実を乾燥したもので、ほんのり香りがするだけで、特に辛くはありません。
シチューやクリームソースなど、白い料理にパセリと組み合わせて飾ると、一気に冬らしくクリスマスのような印象に。
カルパッチョやリエットの仕上げに彩りとしても使われます。
韓国料理の必須アイテム「糸唐辛子」
唐辛子を多用する韓国料理では、飾り食材でも唐辛子が登場します。
絡みの少ない唐辛子を乾燥させて細切りにした、まさに糸のような「糸唐辛子」は、香りこそ唐辛子ですが、ほとんど辛味を感じません。
鍋の仕上げにちょっとのせるだけで、本場韓国の雰囲気が増しますね!
鍋や煮込み料理など、差し色として赤がないときにパラリ。
糸のような細さなので、乾燥すると細かく砕けてしまいます。ジッパー付きの保存袋に入れてなるべく乾燥しないよう保管しましょう。
【番外編】スイーツにも彩りを
スイーツの仕上げにミントやセルフィーユは定番ですが、ちょっとした上級テクニックをご紹介します。
プラムを焼き込んだタルトに刻んだピスタチオを散らして。
焼きっぱなしのお菓子は色合い的に地味に見えやすく、かといって生のミントを飾っても統一感に欠けてしまいます。
そんな時に重宝するのがピスタチオ。細かく刻んでパラリとかけて、全体をパキッと引き締めてくれます。
こちらはライムを使ったクリームに、ライムゼスト(ライムの皮)を削ってアクセントに。
クリームだけではぼんやりしがちなところに、緑色が入って実に鮮やか!皮は香り成分が一番強い部分なので、爽やかな香りもプラスしてくれます。
皮を使うときはなるべく農薬を使っていないものを、よく洗って使ってくださいね。