あなたは毎朝、有意義に過ごせているでしょうか? 朝はやるべきことに追われてバタバタとしがちですよね。でもお金を貯めることが得意な人は、朝の時間を大切にしている人が多いもの。今回は、お金を貯めることが得意な人が取り入れている、朝の習慣をご紹介します。
貯まる人はやっている!見直したい朝の習慣
私は長年多くの方のお金の相談を受けてきていますが、お金を貯めることが得意な人は、朝の時間を上手に活用していることが多いのです。
お金を貯められる人がやっている朝の習慣にはどのようなものがあるのか、一緒に確認していきましょう。
(1)早起きをする
お金を貯めるのが得意な人は、「早起きが得意」という傾向があります。毎日、出勤時間の2時間前にはスッキリと目覚め、朝の支度を始める人が多いですよ。私が話を聞いた人の中には毎朝、出勤4時間前には起きているという強者も。
このような人は、ゆったりとお茶を楽しむことができるくらい時間の余裕をもって朝の支度を始め、やりたいことを片付けてから出勤するので、時間的な焦りが少なく、精神的にも落ち着いていると感じることが多いもの。心に余裕があるから、お金のことにも余裕をもって取り組むことができるのですね。
一方、「毎日寝坊で遅刻寸前」という人は、夜更かしをしていることも多く、生活リズムも乱れがちです。いつも時間にも心にも余裕がないので、当然お金のことも「やらなきゃとは思っているんだけど、時間がなくて今は無理」と後回しにしてしまいがちなのです。
やらなくてはいけないことを後回しにしがちなので、当然、お金を貯めることも苦手になるのですね。
忙しすぎる職場にお勤めの方は、ある程度の生活リズムの乱れは仕方のないものですし、疲れている体を酷使してまで特別に早起きをする必要はありませんが、日頃から心と体の乱れを整える努力は大切ですよ。
(2)財布の整理
お金を貯めることが得意な人は、早起きをしたうえで、お金を貯めやすくするためのルーティンも欠かしません。
その一つが、お財布の中身の整理です。
最近はキャッシュレスの支払いが増えたこともあり、「財布の中がいつも整っている」という人も多くなりました。それでもキャッシュレスが使えなかったときのことを考えて、少しの現金は持ち歩いているはずですし、キャッシュレスを利用していてもレシートなどは発行されているはずです。
その少ない現金とレシートを入れている財布の中身でさえ、定期的に整理整頓することができないままにしてしまうと、やはりお金周りのことがいい加減になりやすくなります。
なお、時々「あとからレシートを捨てるのが面倒だからレシートをもらわない」という人もいますが、実はレシートをもらわない人というのも、お金の管理が苦手な人が多いです。
お金を貯めるのが得意な人は、レシートは必ずもらい、何を購入したのか簡単にチェック、その後捨てるという作業を行っている人が多いですよ。
毎朝いらないレシートなどを捨て、スッキリさせたお財布を持ち歩くと、一日の気分も気持ちが良いものですから試してみてくださいね。
(3)今日の予定を確認
お金を貯めることが得意な人は、「今日は一日何をする予定か」というスケジュール確認も、朝のうちに済ませてしまう人が多いですよ。
その際に、「今日はどこで何を買う予定なのか」など、お金を使う予定も予算も決めてしまう人が多く見られます。
お金を貯めることが得意な人は、思い付きで急にコンビニに立ち寄るようなことはほとんどありませんし、水筒を持参していることも多いので、のどが渇いたからと自動販売機で飲料を購入することもほとんどありません。
このような思い付きや準備不足による出費がないように、一日の行動計画を朝のうちに立ててしまうのですね。
このように、お金を貯めることが得意な人は、予定していることを予定通りに行うから、予定通りの貯蓄が継続できるのです。
一方、お金を貯めるのが苦手な人は、「予定外の行動」と「予定外の出費」を繰り返してしまうので、いつまでたってもお金を貯めることが苦手なままになりやすいのです。
(4)冷蔵庫の中を確認
貯まる人の朝の習慣として、よくあるのが「冷蔵庫の中身の確認」です。
なぜなら「今日の夕飯の食材を買いに行く」と計画を立てても、「どんな食材が残っているか」が分かっていなければ、「何を購入すればいいのか」が分からないからです。
冷蔵庫にまだ残っているのに新しく買ってしまうダブリ買いや、古い食材の鮮度切れによるフードロスを防ぐためには、効率的な買い物が欠かせません。
そのために、買い物をする前の冷蔵庫の中身の確認が大切なのです。
なかには、今日買い物をするためのメモを作成する人もいますが、時間がなければそこまでのことをする必要はありません。単純に冷蔵庫の在庫を確認し、覚えられなければ写真に撮っておく程度のことができれば十分です。