［VIO事情座談会］「恥ずかしさはどう乗り越えた？」「どこまで残す？」30・40代女性本音トーク

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――― 最初に、VIO脱毛を始めた時期ときっかけを教えてください。

M:私は脱毛経験が2回あって、最初は大学生のときに部活仲間と勢いでVラインと脇を医療脱毛しました。でも痛すぎて断念。1年前に出産し子どもがスイミングスクールに通うことになり、一緒に私もプールに入るので今度はサロンで脚と腕を併せてVIOを脱毛中です。医療脱毛は涙をこらえるほど痛いのに、サロン脱毛は寝られるくらい快適でびっくり。

E: 最初は手足と脇、おまけでやらせてもらう感じでVラインを脱毛しました。手足に比べてVラインは毛が太いからか痛かったけど、次はIラインもやりたいです。

T:私は20代でサロンに通い、自分では見えない背中から始め、そのサロンでVIO脱毛もやっていたので一緒にという感じです。引っ越しがあって中断し、その後はブラジリアンワックスを何回かやったけど痛くて。最近は家族も使えると思って自己処理用の脱毛機器を買いました。

R: 私は27歳で結婚して翌年に出産、当時VIO脱毛は聞いたことがなく、同じ年代でやっている友達もいなくて興味がわきませんでした。産後は子育てが大変でそれどころじゃないし、今さらという感じ。みなさん30代で私と10歳くらい違いますが、そうするとVIO脱毛に対する感覚が違うし、10年の間にすごくメジャーになった感じがしますね。

――― 脱毛しようと決めたとき、家族やパートナーに反対されませんでしたか？

M:夫は何も言わず、「いってらっしゃい」って(笑)。最近は男性でも脱毛を意識する人が増えて、夫はブラジリアンワックスをセルフでやっていましたが痛すぎて１回で断念していました。

T:夫は自己処理しているので脱毛に反対はなく、何も言わないです。ブラジリアンワックスに関しては、セラピストの技術の差を感じますね。私の体験では、新人とベテランの施術者では痛みが全然違いました。

R:夫は医師をしていて「女性はなんでそんなにVIOを気にするの？」と言われました。大事な部分にある毛なので抜く必要はないと思うけど、やりたい人を止めるまでは反対しないって。目を二重に整形したら次は鼻を高くしたくなる、そんな心理なのではと言っています。

illustration by Nanayo Suzuki

――― VIO脱毛をしてみた感想は？ よかったことや、逆に困ったことはありますか？

M:医療機関とサロンでは痛みが違うというのは発見ですね。皮膚科で受けた医療脱毛は、痛くて叫び声を上げながらやっていたけれど、サロンはこんなに快適なんだと。一人目の子どもを帝王切開で出産し産後は寝たきりのときがあって。そのときはVIO脱毛をやっていなかったので、毛が恥ずかしくておむつを看護師さんに換えてもらったり、お尻から薬を入れてもらったりするのがすごく嫌でした。脱毛した今はその心配もなくなりよかったです。

R:私は恥ずかしさのほうが勝ってしまいますね。

T:1回やると2回目、3回目は開き直れますよ。毛がないほうが生理のときに蒸れなくて快適だし。

E:困ったことはまったくないですね。ツルツルはイヤだけど、ある程度はきれいなほうがいいかな。

――― 医療脱毛とサロン脱毛の痛みの違いを、もう少し詳しく聞かせてください。

M:医療脱毛は針を刺されている感覚。昔は、赤みがひどくて長い時間冷やされました。今は医療が進歩し、脱毛しながら冷たい風みたいなのを当てるので痛みが気にならないみたいですね。

T:サロン脱毛は、輪ゴムで弾かれる感じかな。ちなみにブラジリアンワックスは、皮膚にガムテープを貼ってはがす痛みのイメージ（笑）。

E:確かに感覚的には輪ゴム。私の場合、痛みはあまり感じなかったです。

R:10年、20年の間にこれだけ痛みが減っているなら、この先10年でもっとよくなりそうですね。やりたい人が増えることで、より痛くない機器が開発されそう。介護脱毛に興味があるけど、自分の介護はまだ先なのであと10年くらい待ってみたい気がします。値段が高くても回数が減れば、かかるコストは変わらないし。

――― ところでVラインは最終的に全部なくしたい？それとも少し残したい？

E:全部なくなると前から見たとき隠せないから、温泉に行ったときに恥ずかしいかも。