整理収納アドバイザーのkazukoです。「片付けよう!」と思っていざ片付けをはじめてみたものの、何から始めたらいいかわからず手が止まる、手放すことが苦手で、片付けが進まない……そんなお悩みありませんか? そんな方は、まずは手放すべきでないモノを知ることから、片付けをはじめてみませんか? 手放すべきでないモノを知ったうえで、改めてモノを向き合うと、いるいらないの判断が、思っている以上にスムーズにできるようになります。そこで、手放すべきでないモノをご紹介します。是非参考にされてくださいね。
手放すべきではないモノ
重要な書類
各種証明書や契約書、帳簿などの重要な書類は手放してしまうと、再発行の手続きに手間と時間がかかってしまいますし、トラブルに発展してしまうことがあります。
不動産、銀行関係の契約書、保険証券、年金証書などは、手放さずに保管しておきましょう。カードや給与明細などは、一定期間保存した後、処分する流れを作ると管理がラクです。また最近では、ペーパーレス化も進んでいるので、積極的に取り入れていきましょう。チラシやダイレクトメールといった書類は、迷わず手放して問題ないでしょう。
重要な書類は、ジャンル別にファイルボックスなどに収納して、押入れやパントリーなどに収納しておくのがおすすめです。
二度と手に入らないモノ
写真や思い出の品などは、思い切らず、勢いで手放すのは避けた方がよいモノです。保管場所を決めて、あちこち分散しないようにしましょう。普段の生活には必要ないモノなので、ケースなどにまとめて、押入れやパントリーなどに収納しておきましょう。
緊急時に必要なモノ
日常生活には必要のないものでも、いざという場合に必要な防災用品などは、どこに何があるか、家族でしっかり把握しておくようにしましょう。しまい込みすぎず、、ラベリングをしておくなどして、誰が見ても何かわかるようにしておくことが大切です。
消耗品
日常生活の中で消費する食品や日用品などの消耗品は、手放さずにできるだけ1カ所にまとめて収納しましょう。消耗品のストックが、家の中で分散されていると、在庫の把握が難しく、ついつい買いすぎてしまうという現象が起きてしまいます。消耗品のストックは定位置を決めて1カ所に収納することで、買いすぎを防止します。ただし、買ったはいいけれど、使う用途がなくなってしまったり、気に入らないモノなどは、手放してスペースをあけましょう。
自分以外の家族のモノ
自分以外の家族のモノを勝手に手放すことは、絶対にやめましょう。自分のモノをどんどん手放していくうちに、家族のモノも手放したくなるのは、よく起きる現象ですし、そのお気持ちもよく分かります。けれど、勝手に家族のモノを手放してしまうことは、信頼関係を傷つけることになりかねません。片付けは、今よりもっといい暮らしになる手段にすぎないですし、暮らしの真ん中にいるのはモノではなく人です。家族に片付けに協力してもらえるよう、しっかりとコミュニケーションをとることから、はじめてください。
今回は、手放すべきでないモノをご紹介しました。片付けは今よりもっといい暮らしに近づく手段であって、目的ではありません。手放すことが目的になるのではなく、生活の質を上げていくことを意識して、片付けに取り組まれてくださいね。