よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
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手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。そんな「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第10回目は、茶葉を使ったチョコレートをご紹介します。
森の中にあるチョコレート屋さん
2月にはいって、バレンタインのチョコレートをどこで買おうかなと考えてる方も多いのではないでしょうか。ぼくもこの季節は、いろんな人から「オススメのチョコレートは?」「今年のバレンタインのトレンドは?」などよく聞かれます。ここ数年、製法で言うと「bean to bar」のチョコレートが増えていますが、素材でいうと「和素材」を用いたチョコレートが多くなりました。
今回ご紹介する『茶葉ショコラ』は、日本茶を使った和のチョコレートです。トレンドのひとつでもある「日本茶」にスポットをあてた、いま注目すべきチョコレートのひとつ。
茶葉ショコラを手掛けたのは、大分県湯布院にある高級旅館・山荘無量塔(さんそうむらた)がプロデュースしたチョコレートショップ「theomurata(テオムラタ)」。湯布院の観光スポットとしても人気の高い金鱗湖の近くにあり、森の中にあるチョコレート屋さんとしても知られています。んー、とっても幻想的!
この茶葉ショコラが作られた背景として、山荘無量塔が古民家を再生して作っている旅館ということもあり、和のテイストをチョコレートと合わせることができないかというところから生まれたそう。
では、いったいどんなチョコレートなのか! 気になるお味をご紹介しましょう。
茶葉とチョコレートの出会い
じつは、この茶葉ショコラ、一枚一枚が和紙で包まれているんですよ。食べる前にも、しっかりと和の世界観を感じさせてくれる気遣いが素晴らしい。和紙に包まれた茶葉ショコラをあけると、こんどはお茶の芳醇な香りに自分が包まれてしまう、なんとも優雅な時間です。チョコレートを手に取ると、丸く薄いコイン型。この芸術的で洗練されたデザインにも、きっと心を奪われるでしょう。
フレーバーは「玉露」「朝露」「碾茶」の全3種類。茶葉をしっかりと入れているので、パリパリっとした茶葉の食感もそのまま楽しめるのも醍醐味です。
そして、茶葉をタイプの違うチョコレートと組み合わせていのも面白いっ! 玉露はミルクチョコレートで香ばしさをやさしい甘さに閉じこめ、朝霧はビターチョコレートで爽やかさを大人の甘さで引き立たせ、抹茶の素になる碾茶にはホワイトチョコレートで渋さをまろやかな甘さで包みました。茶葉の風味や香りをチョコレートで最大限に活かした作りなのが、食べながらよくわかります。
最後に、茶葉ショコラがはいった容器にも注目してください! 和紙で包むだけでなく、茶器の一種である「棗(なつめ)」にチョコレートを入れることで、和の世界観を強く表現しています。こういうパッケージに込められた和のメッセージは、外国の方へのプレゼントにも喜ばれること間違いないですね。
上司や取引先、お世話になっている方など、目上の方へバレンタインチョコレートを贈る方なら、こういう高級感のある桐箱入りは使いやすのではないでしょうか。
ぜひ、ステキなバレンタインをお過ごしくださいね。
ナイスィーツ!