お気に入りの家具と、好きでつい集めてしまうというヴィンテージの雑貨をいっぱい詰め込んだ、コンパクトな1LDK。「好きなものに囲まれて暮らしたい」という思いを叶えた、初めての一人暮らしのお部屋を拝見しました。
好きな家具を揃えて楽しむ、初めての一人暮らし
インテリアショップで働かれているilly___33さんが一人暮らしをしていらっしゃるのは、33㎡ほどの1LDK。8畳ほどのリビング・ダイニング、そして4畳の寝室がパーテーションでゆるやかに仕切られた間取りです。
「実家が好きすぎてずっと出る気はなかったんですが、インテリアが好きなので、自分の部屋だけじゃなくてもっと楽しみたいな、と思って、一人暮らしを始めることにしました」
お部屋の決め手は、二面採光で窓が大きく、光が良く入ること。また、床が白いことも、インテリアを楽しみやすそうと考えられたそう。
引越して最初に買ったのが、こちらのRe:CENOのアグラソファ。ゆったりとした奥行きで、背もたれの代わりに60cm角のクッションが5つついています。このソファに埋もれてリラックスして過ごすのがお気に入りだそう。ヴィンテージのラグは、お母様から譲ってもらってご実家から持ってきたもの。
リモートワークの時間が増えて、オン・オフの切り替えができるように購入されたのは、折りたたみができるヴィンテージのダイニングテーブル。気長にヴィンテージショップで探していて出会ったもの。
一人のときは壁にぴったりつけて、お友達が来る時には広げてソファの前において使っているそう。テーブルに合わせているアーコールチェアは、10年ほど前に一目惚れして購入し、ご実家から持ってきた相棒のような存在。
玄関を入って正面にパーテーションがあるため、家具がじゃまにならず素敵に見せられるように気をつけているというilly___33さん。ソファは手前の死角になる位置に配置するなど、うまく視界が抜ける動線をつくることで、圧迫感が出ないように工夫されています。
一人暮らしを始めた理由は「好きなものに囲まれて暮らすこと」
パーテーションの壁はお部屋のフォーカルポイントになるコーナー。ずっと欲しいと思っていたというフィリップ・ワイズベッカーのポスターをヴィンテージフレームに入れて飾り、蚤の市などで手に入れた古道具やリトアニアのかごなど、立体的なものをあわせて飾ってにぎやかに。
「ヴィンテージが好きなので、“一期一会だな”と思ったものはつい買ってしまって、ものが溢れがちなんです」とilly___33さん。お部屋の入り口近くにある棚は、illy___33さんの好きなものが詰まった素敵なコーナー。
ごちゃごちゃしないように、木製や自然素材のものなど素材感に気をつけたり、置く場所をイメージしてものを買うようにしているそう。
「好きなものに囲まれて暮らす、というのがやりたくて一人暮らしを始めました」と教えてくれた、illy___33さん。
「部屋を余すところなく埋め尽くしてみたくて。古いものが好きで、新しいものとうまくミックスしていく感じも好きです。民芸品やヴィンテージ、それに新しいもの、妥協なく部屋につめていきたいな、と思っています」
illy___33さんのInstagramアカウントはこちら
text : Miha Tamura / photo : @illy___33
*