「京都チーズケーキ博物館」は、西陣に工房を持つ熟成チーズケーキ専門店(通信販売限定)「至極紫紺ノ果(しごくしこんのはて)」がプロデュースする、テイクアウトのチーズケーキ専門店。古い町家を改装した店内に、こだわり尽くしたバリエーション豊富なチーズケーキが、日本庭園の枯山水をイメージしてディスプレイされています。店のたたずまいから、もうワクワクが止まりません!
JR二条駅近くの路地裏にたたずむチーズケーキの専門店
「京都チーズケーキ博物館」があるのは、JR二条駅から徒歩約4分の場所。静かな住宅街の路地裏にあります。2022年10月のオープン以来、訪れる人が絶えない人気店。来店はWEBでの完全予約制となっています。
目印は、古い町家の玄関にかかった白いのれんと、小さな手書きの看板のみ。素朴なたたずまいです。
のれんをくぐって店内に入ると、なんと和室だったスペースに砂利が敷き詰められ、石庭のような空間が広がっています。
「靴のままどうぞ」という案内に誘われ砂利の上に歩を進めると、なんだか枯山水の世界の中に入り込んだような不思議な感覚に。ここでどんなチーズケーキと出合えるのか、期待が高まります。
枯山水の上に配された「究極のチーズケーキ」
チーズケーキが並んでいるのは、枯山水の日本庭園をイメージした木の台やレトロなガラス障子の上。選ぶ楽しみを味わってほしいと、京都らしいサプライズ的な演出です。
コンセプトは「チーズケーキの可能性を追い求める」。バスク、テリーヌ、ベイクド、スフレなど、あらゆる種類のチーズケーキが揃っています。プレーンなど定番のほか、いろんな素材を合わせたものなど、常時約7~10種類がラインアップ。季節などによって、種類が少しずつ変わるのも楽しみです。
ケーキは、素材にもこだわり、厳選したフランス、イタリア、日本(北海道)のチーズをブレンド。とことんおいしさを追求した、本格チーズケーキです。すべてグルテンフリーなのも、ポイントです。
ケーキの注文は、渡された用紙にそれぞれオーダーを書いてスタッフに渡すスタイル。購入できるケーキは1人4個までですが、購入希望数に応じた人数を予約すれば、たくさんのケーキを買うことも可能です。ケーキの種類の予約はできないので、来店は種類が豊富な早い時間がおすすめです。
こだわり尽くしたチーズケーキの数々を味わいたい
チーズケーキは、どれも濃厚で、味のパンチ力が自慢。なかでも人気の高い「プレーンテリーヌ」540円は、どっしり、まったりとした味わい。ファンの多い一品です。
「プレーンバスク」648円も、テリーヌと並ぶ一番人気。持ち帰り時間のことを考えて少ししっかり目ですが、口に入れるとソフトでとてもクリーミー。満足感があって、食べる手が止まらないおいしさです。
「抹茶バスク」648円もおすすめ。小山園の上質な宇治抹茶を使用し、濃厚で、なんともいえない上品なおいしさです。
「カカオバスク」648円は、100%カカオをふんだんに使って贅沢に仕上げた逸品。カカオとチーズの酸味が絶妙にマッチして、ほかではなかなか出合えない濃厚なおいしさです。
スタッフが「バスク三兄弟」と呼ぶ、プレーン・抹茶・カカオ。全種類制覇したくなりますね。
「しっとりスフレ」486円は、しゅわしゅわタイプではなく、しっとりふんわりタイプ。
どれもこれもおいしそうで、迷ってしまいますよ。