こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。
こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。
和菓子が大好きな私ですが、和菓子の魅力は見ているとなんだかやさしい気持ちになる、「和(む)お菓子」であるということ。この連載ではそんな「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介します。第10回目は、渡すこちらまで嬉しくなってしまうお菓子、博多運盛の「うんどら」を紹介します。
お店の名前でもある「運盛り」とは冬至に8つの「ん(運)」のつく冬のお野菜を食べて、運を呼び込む、縁起担ぎのこと。「いろはにほへと」の47音が「ん」で終わることから、「ん」には物事の終わりの意味があり、また新しく来る年がいい年になりますように、と願ったことに由来しているんだそう。
博多は縁起担ぎを大事にする街。「博多運盛」と名付けられたこのお店では縁起担ぎをモチーフにした様々なお菓子が販売されています。
「ん」のつく野菜の8種類のあんこ
あんこの種類は8種類。にんじん、なんきん、ぎんなん、きんかん、だいこん、いんげん、れもん、れんこんと、「え!このお野菜もあんこになるの?」と驚くものばかり。
このあんこを使った商品は薯蕷饅頭とどら焼きがあり、今回は手のひらサイズの可愛らしいどら焼き、「うんどら」を紹介します。
今回買ったのは8個が入ったギフトセット。8種類のあんこをひとつずつ楽しめます。
珍しいあんこがある中、私のいちばんのお気に入りはれんこんのあんこ。見た目は普通の小豆あんのように見えるのですが、なんと、小豆のあんこにれんこんのきんぴらを混ぜて作られているんです。
そのため、唐辛子がピリッと効いていて、お酒のおつまみにもぴったり。どのあんこも素材の味が生きていて、甘いのが苦手!という方にもおすすめです。
これから迎える春を思うとぽかぽかと心が温かくなりとても待ち遠しいですよね。ギフトとしてではなく、日頃の感謝を伝えるきっかけにも、プレゼントは最適。渡すこちらまでほっこりとした気持ちになる縁起のいいお菓子をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。