周辺調査が足りない
注文住宅だけに限りませんが、住み始めてから周辺環境の悪さに気づくことがあります。近隣住民が迷惑行為をする、スーパーマーケットが遠くて日々の買い物に不便、といったことです。こういった失敗は、現地を実際に見ていない、もしくは数回しか足を運んでいない、ということが主な原因でしょう。
よく知らない地域の土地を購入するときには、その場に何度も足を運び、周辺調査をすることをおすすめします。隣人はどのような人か、コンビニやスーパーマーケットはどこになるのか、確認してみてください。時間帯や曜日によって状況は異なるため、条件を変えつつ調査するとよいでしょう。災害時に備え、ハザードマップを確認するとより安心です。
注文住宅で後悔しないために
上記の内容をまとめると、注文住宅で後悔しないためには次のような点に気をつけるようにしましょう。
・居住後の生活を入念にシミュレーションする
・こだわりや憧れの設備は本当に必要か考える
・工務店やハウスメーカーとは密にコミュニケーションをとり、不満はすぐに伝える
・周辺環境まで入念に調査する
居住後、「想像と違って使いづらい」とならないように、現実的なシミュレーションはしっかりと行いましょう。特に後悔する人が多い収納は、ものが増えることを想定して広めに取るのがおすすめです。キッチンやお風呂の広さで迷ったときも、できるだけ広めにしたほうが、後悔しにくい傾向にあります。
また、建築中に少しでも不満があれば、迷わず工務店やハウスメーカーに相談するようにしましょう。建築後では直せないような設備もあるため、早めに伝えたほうが後悔しにくくなります。
まとめ
注文住宅では、収納やトイレ、お風呂、和室、キッチンなどで後悔する人が多くいます。住んでみると、スペースが足りなかったり、位置的に使いづらかったりすることが主な理由です。
少しも後悔のない注文住宅を建築するのは難しいかもしれません。しかし、事前に調査やシミュレーションをしっかりと行い、実際の生活が便利になるよう工夫しましょう。