「ラ コリーナ近江八幡」は、滋賀を旅するなら一度は訪れてみたい人気スポット。豊かな自然と見事に調和したフォトジェニックな空間で人気のスイーツが楽しめます。
「ラ コリーナ近江八幡」ってどんなところ?
「ラ コリーナ近江八幡」は、老舗の和菓子舗「たねや」とバームクーヘンで有名な洋菓子店「クラブハリエ」のフラッグシップ店。コリーナとはイタリア語で丘を意味するそう。芝で覆われた草屋根の建物が「メインショップ」です。
メインショップに入ると、右手にクラブハリエ、左手にたねやのショップがあります。メインショップの奥には、新店舗の「バームファクトリー」をはじめ、「カステラショップ&カフェ」、「ギフトショップ」、「フードコート」が中央の田んぼを囲むように点在しています。
敷地はなんと3万5000坪! 甲子園球場のおよそ3個分もの広大な敷地で、豊かな緑を眺めながら、弧を描く回廊や散策路をそぞろ歩くのも楽しみの一つです。
木の扉を開けられる土塔、滋賀県が発祥といわれる飛び出し坊や「とび太」くんのたねや&クラブハリエバージョンなど、フォトスポットもたくさんあります。建築デザインを手がけたのは、東京大学の名誉教授も務める建築史家・藤森照信氏。ほかでは出合えない独創的な空気感はまるでテーマパークようで心が弾みます。
栗の木を100本以上も使って建てたという「カステラショップ&カフェ」では、店内の工房で焼き上げたカステラを販売。別添の餡をかけて味わう「たねやカステラ」540円や、ふわふわの食感が楽しめる「焼きたてたねやカステラ」476円は、ラ コリーナ近江八幡限定。カフェでは、「焼きたてたねやカステラセット」1039円など焼きたてのカステラのほか、カステラづくりに欠かせないたまごを生かし、だしを利かせたあんかけ風「カステラたまごのオムライス」880円も楽しめます。
新店舗で工場見学&焼きたての絶品バームクーヘンを!
2023年1月にオープンした「バームファクトリー」は、クラブハリエで最大規模を誇るバームクーヘンの新店舗。真上から見るとバームクーヘンの形になっているんだとか。
建物は2階建てで、1階がショップ、2階がバームファクトリーカフェとなっています。注目は、「バームクーヘンmini」の生地づくりから焼成、包装までの工程をガラス越しに見られる見学通路があること。
ミキサー室、多い日は1日2万個(!)を焼き上げるという焼成室、保管庫、クラブハリエのバームクーヘンの特長であるシャリシャリのフォンダンを塗ったりスライスしたりする工場内を順路に沿って見学できます。工場とはいえ、生地づくりやフォンダンなど要所要所の仕上げは熟練の職人による手業や見極めが欠かせません。真剣なまなざしでバームクーヘンをつくる職人さんたちの姿が印象的です。
1階のショップには、看板商品であるバームクーヘンはもちろんのこと、バームクーヘンminiとオリジナルブレンドコーヒーのドリップパックセットや、「バームまん」などラ コリーナ近江八幡限定商品も揃います。
関西での販売はこちらだけの「MIMIスモール 3個入り」810円は、バームクーヘンminiの切り落とした両端(耳)を生かし、SDGsに配慮した商品。耳の部分のサクサクとした食感と、リーズナブルな価格もうれしいひと品です。
バームクーヘンをイメージした内装の2階のバームクーヘンカフェでは、焼きたてのバームクーヘンが楽しめるのでぜひ立ち寄って。メニューは、「焼きたてバームクーヘンminiセット」と「バームソフト ジャージー牛乳」のふたつ。ドリンクはバームクーヘンに合うよう考案されたオリジナルブレンドのバームコーヒーのほか、紅茶やりんごジュース、クラフトビールもスタンバイ。
「焼きたてバームクーヘンminiセット」1170円は、薄氷のように儚げなフォンダンのシャリッとした食感と生地のふわふわ食感とが絶妙なのが人気の理由ですが、焼きたてのバームクーヘンはふわふわ感やたまごの風味が際立って、何個でも食べられそう!
テイクアウト専用だった「バームソフト ジャージー牛乳」600円がカフェではイートインメニューとして登場。ソフトクリームのとろける口あたりにバームサブレのサクサク感がアクセントになっています。