誰しも、食べ過ぎてしまう日がありますよね。食べ過ぎてしまうと、ダイエットのモチベーションが下がりがちですが、食習慣を気を付ければ、リカバリーすることが可能です。
本記事では、リカバリーするためにできる食習慣を7つ、管理栄養士の筆者がご紹介しています。
食べ過ぎた後も、リカバリーすればOK!
普段から食事量や食事内容を気にしているという人でも、イベントや飲み会などでつい食べ過ぎてしまうということがありますよね。そんな時は自己嫌悪に陥りやすいですが、その必要はありません。
食べたものがすぐに脂肪に変わるわけではなく、エネルギーとして利用されたり、体外に排出される分もあります。一時的に体重が増えたとしても、水分である可能性が高いため、それほど心配しなくてもOK。
とはいえ、同じ調子で翌日も食べ過ぎていたら、ゆくゆくは太ってしまいます。食べ過ぎたら、その後2~3日はリカバリー期間にしましょう。
食習慣について、どのようなことに気を付けたら良いのか、解説していきます。
食べ過ぎた後にやるべき食習慣とは?
水をたくさん飲む
食べ過ぎた翌日は、顔や手足がむくんでいることが多いかと思います。これは、塩分も同時に摂りすぎていることが原因です。
単純に食事量が多い分、塩分も摂取量が多くなっています。飲み会やパーティーで食べ過ぎた場合には、味付けが濃いものが多いことも原因だと考えられます。
むくみは、血液の流れやリンパの循環を良くすることで、体外に排出する必要があります。そのため、こまめに水分を摂取しましょう。
一度にたくさん水を摂取すると体が冷えるため、こまめに摂取するのがポイントです。
カリウムを摂取する
むくみ対策として、カリウムを摂取することも大切です。カリウムには、体内の塩分を体外に排出する働きがあるからです。
カリウムは、アボカドや切り干し大根、ひじき、枝豆、バナナなどのフルーツに多く含まれているため、意識して食事に取り入れましょう。
カリウムは水に溶ける性質があるため、なるべく生の状態で食べるのがおすすめ。サラダや生のフルーツを取り入れてくださいね。
ビタミンB群を摂取する
ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6は、それぞれ糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わる栄養素です。食事から摂取した栄養素を効率よく代謝してエネルギーに変換できれば、太るリスクが少なくなります。
ビタミンB1は大豆製品や豚肉などの食品に多く、ビタミンB2は豚レバーや卵、納豆などの食品に多く含まれています。ビタミンB6はマグロやカツオ、鶏ささみなどの食品に多く含まれているため、食べ過ぎたときには意識して取り入れましょう。
ビタミンB群も、水に溶ける性質があるため、生の状態や、スープまで摂取できる汁ものにしていただきましょう。
温かいものを食べる
冷たいものを食べると、体が冷えます。体が冷えると、全身の細胞に十分な酸素・栄養素が行き渡らず、代謝が低下します。
代謝が低下する=痩せにくくなるため、食べ過ぎたときのリセット期間には、温かいものを意識して食べるようにしましょう。
スープなどの温かい料理はもちろんのこと、飲み物も、温かいハーブティーや紅茶にすると良いでしょう。
間食にはフルーツを
フルーツには、水分やカリウムがたっぷり含まれているため、食べ過ぎたときのリカバリー期間にはおすすめの食材です。
ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれているため、老廃物を体外に排出したり、代謝を上げる効果が期待できます。
フルーツには糖質も含まれるため、食べ過ぎるのはもちろんNGですが、間食やデザートに食べる分には問題ありません。自然な甘味があるため、食べたい!と思う気持ちを抑えてくれますよ。