鹿児島でお片付けのサポートを中心に活動しています、整理収納アドバイザーの露重和子です。ここ数年の生活の変化で、自分自身の在り方や暮らし方について見直し、シンプルな暮らしにシフトしたいとお考えの方も、多いのではないでしょうか。そこで今回は、モノを持ちすぎないシンプルな暮らしのはじめ方についてご紹介します。ご自身の在り方、暮らし方を見返すきっかけに、お読み頂けると嬉しいです。
今の暮らしに必要なモノは?
シンプルな暮らしは、まず今の暮らしを見直すことからはじまります。今持っているモノ、使っているモノは、必要なモノなのか? 必要でないモノなのか? 自分自身に問いかけながら、モノと向き合ってください。忙しい日々を過ごしているうちに、自然とモノは増えてしまいます。時折、立ち止まってモノと向き合うことは、とても有意義な行為です。
「本当に大切なモノ」を選んで整える
今の自分に必要なモノ、本当に大切なモノだけに囲まれた暮らしは、とても軽やかです。必要なモノ、大切なモノだけに囲まれたシンプルな空間に、身を置いているとセルフイメージが上がり、エネルギーが湧き上がってくるのを感じるはずです。
判断軸は「今の生活に必要なモノか」
シンプルな暮らしを送りたいと思っても、いざモノを手放そうという段階になると、「いつか使うかも」「手放したことを後悔したらどうしよう」という迷う気持ちも生まれるもの。ですが、これまでの暮らしの中で使うことがなかったモノであれば、これから先の暮らしでも使わないことがほとんど。訪れるか分からない「いつか」ではなく「今」を大切に快適に過ごすことを軸に、判断してきましょう。どうしても手放すと決断できない場合は、「迷うモノ」をまとめてケースにしまうなどして、段階を踏むのもオススメ。迷うモノと判断してケースに入れてから、半年、1年と時間が過ぎても使うことがなければ、そのときにまとめて手放しましょう。納得してモノを手放すことができるので、今後のモノの持ち方の指針になります。
シンプルな暮らしはモノ選びからはじまる
モノを手放す段階を経たら、次はこれからのモノ選びも大切になってきます。○○専用といったモノより、たくさんの用途で活用できるモノを選ぶようにすると、むやみにモノが増えるのを防ぐことができます。また必要なモノかどうか、よく吟味したうえでモノを買うようにして、「買ったとしたらどこに収納するのか?」までをイメージして、買い物をすると、買い物の失敗も防げます。
大切なのは自分にとって心地いいかどうか
何が必要で、何が大切なのか、それは自分自身の心が決めること。自分自身に問いかけながら、じっくりと向き合うことで、自分にとっての心地よさが見えてくるはずです。ご自身が素敵だなと思う感性を大切に、自分の好きに正直に向き合ってください。
あなたにとってのちょうどよい、シンプルな暮らしをスタートできるよう、今できることからはじめてみませんか?