生計をともにする夫婦であれば、生活費用をやりくりして家計を管理し、同時進行で貯蓄も増やしていきたいところです。しかし、お金の話はお互いの収入に直結していて「何となく話しづらい」と、話題を避けている人や先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか。
家事や育児よりも、お金や家計の悩みがストレスに?
出典:ソニー銀行株式会社「パートナーとのお金事情に関する調査」
ソニー銀行株式会社が30~40代の既婚者を対象として「パートナーとのお金事情に関する調査」を実施。夫婦で暮らすにあたってストレスに感じることを聞いたところ「お金・家計」に関して「とてもストレスを感じている」「ややストレスを感じている」と回答した人が57.2%と半数を超える結果に。「家事」の47.8%、「育児」の40.7%、「夫婦仲(家族仲)」の35.2%を上回りました。
お金や家計のストレスがなければ、夫婦仲も円満傾向?
出典:ソニー銀行株式会社「パートナーとのお金事情に関する調査」
夫婦仲についてうかがったところ、お金・家計にストレスを感じている人といない人の夫婦仲を比較したところ、お金・家計にストレスを感じていない人のうち、「夫婦仲が良好だと思う」と回答した人が88.8%と約9割に及ぶ一方、ストレスを感じている人は59.1%と6割に満たない結果に。お金や家計に関するストレスが夫婦仲に与える影響は大きいようです。
今回の調査では、夫婦間において家計に関してどのようなことで揉めたか、結婚前にどのようなことを決めておけば夫婦円満になれるのかもヒアリングしています。その結果、家計管理で揉める原因は「必要な貯蓄ができていない」「収入に対して支出が多すぎる」といった内容が多く、夫婦間でしっかりと話し合って現状を把握することでもめ事やストレスを軽減できた人が多いことが分かりました。
また、結婚前に夫婦で家計を管理するための口座を開設し、家計に関する夫婦間のルール作りをしておくことで、夫婦円満を実現している家庭が多いようです。お金について夫婦で話し合ったことがない人は、これを機に家計について考えてみてはいかがでしょうか。