持っているものの7割を手放して、1LDKから1Kへお引越し。暮らしやすさと、インテリアを楽しむことを大切に、丁寧なもの選びでつくられたミニマリストの1Kを拝見しました。
ものを減らし、あえて小さな部屋へお引越し
Woodyさんが一人暮らしをしていらっしゃるのは、30㎡ほどの1Kのお部屋。
以前は1LDKに住んでいて、“ものに囲まれた暮らし”をしていたというWoodyさん。あるときから、ミニマリストになろうとものを減らし始め、服、家具、家電など、持ち物の7割ほどを手放したのだそう。広い空間が必要なくなって、今の1Kにお引越しを決めたのだそうです。
Woodyさんが小さなお部屋の中心に据えたのは、「最低限のサイズのテーブルひとつと、自分にフィットするお気に入りの椅子ひとつ」。“なんにもない部屋”を目指すのではなく、ものを減らし、掃除や片付けが楽にできる環境を整えて、インテリアを楽しむことを大切にされているそう。
ミニマリストを目指したのは、「服がクローゼットに収まりきらなくなった」という些細なことがきっかけだそう。今は、小さなクローゼットに収まる量だけ。
「日当たりと風通しがよかったことがこの部屋の決め手です。昔はものが多かったので広さを重視していたけど、物を減らしたら広さや収納は気にしなくてよくなって、日当たりや風通しを重視して選べるようになりました」
家具の配置は、暮らしやすい空間であることが大前提。部屋の右側は、ベランダまでの空間をしっかりとあけ、暮らしやすい動線を確保していらっしゃいます。
床や壁を遮る家具を置くと圧迫感が生まれてしまうため、「遮らない」ことも意識しているポイントだそう。家具の高さを抑え、背板のないオープンシェルフを使うことで、壁が見えるようにされています。
ナチュラルウッドとブラック、グリーンの組み合わせ
部屋に入った瞬間の、「色の統一感と家具のバランス」が気に入っているとWoodyさん。
「ナチュラルウッドに無機質なブラックを合わせるのが好きで、それぞれの場所にバランスよく組み合わせて、そこにグリーンを加えています」
たしかに、お部屋のポイントとなる場所は、ナチュラルウッド、ブラック、そしてグリーンが良いバランスで目に入ってきます。
ダイニングとしてもデスクとしても使えるように、「長く座っていても疲れないチェア」を探そうと家具店でさまざまなチェアに座ってみた結果、自分の身体に一番フィットしたというセブンチェア。緩やかなカーブが身体に合っているのだそう。テーブルは、代官山のIDEAで購入した無垢材のもの。
枕元に置かれているのは、HAYのPCポータブルランプ。「マットなブラックで可愛らしくて気に入っています」
テーブルで作業をするときは、コーヒーやお茶にこだわっているというWoodyさん。ティーポットはKINTO、耐熱グラスはボロシルのもの。
カフェラテを淹れるときは、ビアレッティのモカエキスプレスで。