無料の会員登録をすると
お気に入りができます

ずっと悲しんでいても仕方ない!“切り替え上手な人”がしている「嫌なことに飲み込まれない方法」

ライフスタイル

先日のこと。友人家族とワーケーションに行った先でこんな話になりました。「嫌なことがあったとき、どうやって気持ちを切り替えてる?」。人それぞれ、切り替えのコツはあるようですが、今日はその中から合計6個。いいなと思った切替方法をお伝えします。

嫌なことの捉え方

話を聞きながら面白いなと思ったのは、人によって嫌なことがあったときの捉え方の傾向が違うこと。
僕たちが話をした場では、大きくふたつに分けることができました。

「怒り」に変換される人。
「クヨクヨ」に変換される人。

もちろん、嫌なことの内容にもよります。でも傾向として感情が外に向きやすい人と、内に向きやすい人がいるようです。
そしてたまたまかも知れませんが、嫌なことに飲み込まれないためにしている方法も両者で大きく違ったのです。

内向きな人におすすめの気持ちの切り替え方

内向きな人。つまり「クヨクヨ」してしまいがちな人です。
「なんで、こんなことを言ってしまったんだろう」とか「自分のせいで失敗したんじゃないだろうか」と言うように、感情の刃が自分の方へと向けられてしまう。その結果、相手への怒りを感じるよりも、自分に対してクヨクヨしてしまうのです。
僕も、どちらかと言うと内向きがち。相手に対しての怒りが湧き上がることよりも、自責で憂鬱になってしまうことのほうが多いのです。

そんな内向き派の切り替え方法3選はこちら。

1|逃げずに向き合い続ける

picture
stock.adobe.com

いきなりストイックっぽいですが。意外と共通していたのがこれです。
外向き派からは「全然、切り替えできてないじゃん」と言われましたが、「向き合わない限り、結局は自分の中で消化されない」と意見が一致。

相手への怒りよりも、自分へのクヨクヨが勝ってしまうように、自分に向けて感情の刃が突き刺さってしまいがちなのです。
そうなると、その痛みを早く解消しなくてはなりません。
違うことをして忘れようとしても、考えるのをやめようとしても、ぽっかり空いた瞬間に再び自責の感情が押し寄せてしまうのです。

だから、とにかく一旦は嫌なこととそれによって生まれた感情を受け入れてしまう。
そもそも。クヨクヨしていたって何も解決しないことくらい解っているのです。解った上でクヨクヨしている。
だからこの向き合い続けるという行為は、問題の解決を目的とはしていないのです。
自分の中での納得を生み出す行為なんです。

ただし、その向き合い方はそれぞれの方法がありました。

2|瞑想をする

picture
stock.adobe.com

これは僕が実践している方法です。僕は連載の中でも何度か触れたように仏教や仏像を趣味としています。
なので、その一環としてもう10年以上も座禅を習慣としています。
座禅なんて言うと、どこかストイックでジジくさい(?)ですが、今はマインドフルネス瞑想を実践している人も多いです。

瞑想の基本は、「いま」に集中すること。瞑想中に色んなことが頭の中を過りますが、それらが過るたびに「呼吸」や「数(1〜10まで頭の中で数え続ける)」に集中して、考えをいつまでも頭の中に滞在させないようにします。

瞑想が習慣になっていると、呼吸を整えてスイッチを入れるとなにはともあれ、その瞬間は「くよくよ」から解放されます。

嫌なことを考え続けるのではなく、熱く沸騰した感情を徐々に落ち着かせるように、嫌なことから距離を取る。
また瞑想が終わればクヨクヨするのですが、沸騰したお湯に水を指した後のように、感情が少しずつ冷めていくのです。

3|ノートにひたすら書き出す

picture
stock.adobe.com

ノートにいまの自分の感情をとにかく書き出す。という人もいました。
事象も、感情も。とにかくこの嫌なことを指先から紙へとアウトプットしてしまう。そうすると、書いているうちにだんだん、どうでもよくなってくるそうです。
最初は力も強く、情けない気持ちもあり、イライラもしているのだけど。書きすすめるうちに、段々と腕が痛くなるし、書くこともなくなってくる。語彙力も付きて同じような表現しか出てこなくなるころには、もうどうでもよくなるそうです。

外向きな人におすすめの気持ちの切り替え方

次に外向きな人。つまり「怒り」が湧いてくる人です。自責の念に駆られるよりは、相手に対しての腹立たしさでイライラしてしまう。
たしかに自分も悪かったかもしれないが、それにしてもあの態度は許せない。そんな気持ちが沸き上がってくるのだと言います。
内向きな人とは、感情の発露がまったく違うのが面白かった。

1|趣味に没頭する

picture
stock.adobe.com

ランニング好きな人はランニング。絵を描くのが好きな人はひたすら絵を描く。歌うのが好きな人はカラオケに行く、など。
それぞれの趣味に没頭する時間を設けて、ストレス発散をする人が多かったです。
嫌なことがあったときに、その感情が入ってこれなくなる程に別の何かで(しかも楽しいこと)頭の中を埋めてしまう。
そうしてスッキリしてくると、そのときはじめて冷静に嫌なことと向き合えるようになるようです。

2|人に話しまくる

picture
stock.adobe.com

「お酒を飲む!」という人もいましたが、アルコールの有無に関わらず誰かに話すことで、感情も頭も整理されるとのこと。
内向きな人だって、その気持はよくわかる。けど、なかなか適切な言葉にならなかったりするので、どうしても自分だけで考えてしまいがちなんです。でも、外向きな人は考えがまとまっていなくても、とにかく浮かんできた感情をどんどん吐き出していくのが大事なそうです。
「でも、シラフじゃそんな話できないでしょ? だから飲みながら愚痴り合うのが一番いいんだよ」とのことでした。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ