大阪で肉まんはポピュラーな手みやげですが、テイクアウトの肉まん専門店「安光包子（やすみつぱおず）」は2022年オープン以来、ひと味違う肉まんが味わえると多くの人が訪れる人気店で、売り切れる日もあるほど。普通の肉まんとどう違うの？夕方からはチャーシューがメインのスタンディングバーとしても楽しめるこちらのお店の魅力をご紹介します。
麻雀パイが埋め込まれたエキゾチックな店構え
地下鉄中崎町駅からすぐ、大通りに面したところに、手づくりの肉まんの専門店「安光包子」はあります。麻雀牌を埋め込んだ店先のタイルが目を引きます。
キッチュな中国雑貨が飾られ、異国情緒たっぷり。
通りからも肉まんがせいろで蒸されているのが見えます。湯気に包まれたふかふかの肉まんは、見るからにおいしそう！
ふわふわなだけじゃない。絶妙な食感が美味な肉まん
「肉包子（にくぱおず）」1個300円
「肉包子」とよばれる肉まんは、まず生地が絶妙！ふわっと軟らかくも噛みごたえもしっかり感じられます。国産の全粒粉と国産小麦粉を使い、香ばしい穀物感が風味を添えています。
中には長崎の芳寿豚がたっぷり。店主の大野雅弘さん曰く「この豚肉に出合ったのが店を始めたきっかけ」になったそうで、臭みがなく、濃いうま味が感じられます。また豚肉の味を生かすため、あえて甘味の強いタマネギは入れず白菜やショウガ、タケノコ、干しシイタケをバランスよく混ぜ込んでいます。優しい味だけど、うま味や歯ごたえがしっかりしていて最後のひと口までおいしい肉まんです。
肉まん作りは、奥様の理紗さんの担当。毎日100～200個をお店で手づくりされるそう。売り切れることも多いので、購入は早めの時間帯がおすすめです。
「黒胡麻餡とさつまいも包子」1個300円
甘党じゃなくてもぜひ食べていただきたいのが、こちらの「黒胡麻餡とさつまいも包子」。いわゆるあんまんですが、中には大きなサツマイモがゴロリ。北海道産の小豆を炊いた餡は、黒ゴマの風味がきいています。通常の甘いあんまんではなく、小豆やゴマ、サツマイモの素材そのものの滋味深い味わい。モチモチ食感の生地との相性も抜群！
基本はテイクアウト。かわいい包み紙も要チェック
店内にはイートインスペースがないので、店先でいただくか、テイクアウトで。5分も待てば熱々の肉まんを提供してくれます。
箱に肉包子3個が入った「おみや」1000円は手みやげにもぴったり。自宅用なら渋かわいいデザインの包装紙でさっと包んでくれます。
家で食べるなら、肉まんを水で濡らしてレンジで1分30秒前後温めるのがおすすめだそう。
17時からは、チャーシューが主役のスタンディングバーに！
「炭焼き吊るし叉焼（チャーシュー）」660円
17時からは、店主お手製のチャーシューが看板メニューのスタンディングバー「安光叉焼」がオープン。香辛料をほぼ使わず、だしと醤油の味がベースなので、芳寿豚の芳醇なうま味がダイレクトに味わえます。
約１時間かけて香ばしく焼き上げたチャーシューは絶品！そのほか「極上炙りゆっけ（卵黄薬味醤油）」1100円や、「ブタカラ」660円、「豚の軟骨スモーク」550円など、芳寿豚を使った手軽な一品メニューが揃います。高級感あふれる飲み口が自慢の、レモンを使った「安光サワー」660円と合わせてぜひ。
肉まん、チャーシューどちらも国産の素材にこだわり、工夫が凝らされた逸品！肉まんは超人気のため夜に訪れても残っていないことがほとんど。ここはぜひ、お昼も夜も訪れてオリジナリティーあふれる味を堪能してみてはいかが？
