あらゆるお世話が必要で、かつ目が離せない、赤ちゃんの頃から2~3歳くらいまでの育児はとくに大忙し。まさに育児真っただ中で、気の休まる時間がないと感じるママも多いことでしょう。そんな多忙な育児ゆえか、こんな悩みを抱えるママが……。
『2歳の子がいるのですが、子どもを産んでから食事をしても、満腹感や満足感がなく食べた気がしません。味がしなくなったような、「美味しい!」と感じなくなったような……。子どもが大きくなれば戻るものですか? 良い解決法はありますか?』
投稿者さんは、出産後から食べることへの楽しさを感じなくなってしまった気がするようです。日に3度もある毎日の食事が、味気ないものに変わってしまった事態は悩ましいですね。この相談にママたちはどのような声を寄せるのでしょうか?
大勢のママが経験あり。育児中は”食べた気”ゼロ!
『育児に追われて「早く食べなきゃ」って気持ちだけで満腹感ないよね』
『生命維持のために、とりあえずものを胃におさめるって感じよね』
『とくに外食がそうじゃない? 子どもを静かにさせるのにすごく神経を使う』
投稿者さんのお悩みに、大きくうなずくママが続出。小さい子の食事では、ご飯を食べさせること自体のほか、喉に詰まらせないように注意する、ご飯がこぼれたら拭きとる、ときに食事のしつけも……。同時進行でしなければならないことが盛りだくさんなのではないでしょうか。子どもの食べムラに直面して、何とか栄養をバランス良くとってもらおうと四苦八苦することも珍しくないでしょう。さまざまな方面にママのアンテナが張られており、ママ自身が食事を味わう余裕など残されていないという悲しい現実は多いようです。
『味わう余裕なんてないよね。そしてこれは食事に限らない。お風呂に入った気がしない、寝た気がしない、休んだ気がしない』
何もするにも実感が伴わない。このコメントも多くの共感を呼びました。食事以外でもママたちの“した気”が薄れているようで、いかに育児が重労働であるか伝わってきますね。
育児真っただ中の、ママの食事”あるある”
『ラーメンとかの麺類をゆっくり食べられないのが、地味につらくない? 子どもがスープで火傷しないように神経を使うし、やっと自分が食べられる頃には冷めてるし麺はのびのび。冷めた食事、のびた麺、残飯処理は“あるある”だよね』
『食べてる実感がほしくて、寝かしつけから自分も寝落ちして真夜中に起き出し、スナック菓子とアイスを食べてまた寝る、ってやってた。もちろん太ったさ!』
「育児中のママの食事はままならない」話から、“あるある”話も飛び出しました。3拍子そろってしまった、「冷めた食事」「のびた麺」「残飯処理」。思い出すと切なくて泣けてきそうですが、わが子のために自身の食事を犠牲にするママの健気さや愛情を感じずにはいられません。そして「食べた気」を一気に取り戻そうとするかのように、爆食いに走った経験を持つママも少なくなさそうです。この際体重増加など、気にしていられないのかもしれません!
きっと大丈夫。薄れた「食べた気」もそのうち戻るはず!
『今は落ち着いて食事できないけど、今だけよ。子どもが大きくなったら自分のペースで食べられるようになるよ 』
『子どもが幼稚園とかに入園して、時間ができたら味わえるよ。私は昼食を1時間くらいかけてじっくり食べてるよ(笑)』
『子どもが入園してから、ひとりランチしてみたら「美味しい、幸せ!」って思えたよ』
お悩みの真っただ中にいる投稿者さんに対し、大勢の先輩ママが子どもが大きくなれば大丈夫! と請け合いました。時期の目安としては、子どもが入園してママに時間の余裕ができる頃のようです。入園により、育児で気が張っていたママの心がゆるめば、おのずと食事を味わう余裕が生まれそうですね。入園の頃までだろうと希望が見えれば、投稿者さんの不安もきっと軽くなるのではないでしょうか?
ママたちが推す「食べた気」実感のためのアイデアとは?
『子どもが自分で食べやすいものを出すようにしてみたら? うちは生後7ケ月頃からパンをつかみ食べしてくれて助かってた』
『食事で多少のゆとりが持てるよう、自分のご飯の時間をずらした。子どものご飯が終わってから自分が食べてたよ』
解決策はありますか? との投稿者さんの問いに、子どもが自分で食べやすいものを用意する、子どもと自分の食事の時間を一緒にしないというアイデアが集まりました。ママ自身がご飯を食べている間の負担を少なくするのがポイントのようですね。
今は適度にストレスを発散して、いつかは親子で楽しい食事の時間を
『直接の解決策ではないかもだけど、私は子どもの昼寝中にスイーツを食べてストレス解消してたよ』
『私もストレス発散で、こっそりお菓子をたくさん食べちゃう。子どもにごみを見つけられると「ずるい!」となるから証拠は隠滅(笑)』
直接食事自体で問題を解決するというよりも、食事をめぐって感じているストレスを発散させることで、心が軽くなるのでは? とのアイデア、なるほどと思うところですね。子どもが寝静まった頃や他のことに集中している隙に、スイーツなどでストレスを発散し、食の楽しさを再確認できたりすれば、育児中に鈍りがちな「食べた気」も実感しやすいのかもしれません。
『いつか子どもと一緒に美味しいものを堪能したい~!』
ママたちのアドバイスに感謝をおくるなかで、ささやかな夢も綴った投稿者さん。親子で「美味しいね」と言い合って、楽しい食事の時間を過ごせる日が来るのが楽しみですね。