「星のや沖縄」で春バテした身体を癒やす
「月桃ウェルネス滞在」というウェルネスプログラム
沖縄県・読谷村にある滞在型リゾート「星のや沖縄」では、「月桃ウェルネス滞在」を提供。これは、葉だけでなく根から花、そして種子からも月桃の恵みを取り入れるウェルネスプログラムです。
敷地内にも自生する月桃は、春になると美しい花を咲かせる沖縄を代表する芳香植物。本プログラムは、「沖縄の自然の力で鍛えて養う」星のや沖縄 スパの考えのもと、滞在中は葉や根を使う染色作業に没頭し、月桃を使用したスパトリートメントや食事で特有の香りに癒されます。
不安定な気温や環境の変化によって自律神経のバランスが乱れがちな春に、月桃の力で心身ともにリフレッシュします。
そもそも「月桃」って?
琉球王朝時代から沖縄で親しまれている月桃は、防腐効果や殺菌効果があるとされ*1、旧暦の行事では、餅(ムーチー)を月桃の葉で包み神仏にそなえるほか、虫よけや染色に使用するなど人々の暮らしに根付いた沖縄を代表する芳香植物です。
月桃は、星のや沖縄の敷地内にも多数自生し、春には先端がほんのりピンク色で桃を思わせる白い花を咲かせます。一年でこの時期だけの特別な季節に、月桃の魅力を感じて欲しいと、本プログラムを開発。
精油成分として馴染みの葉だけでなく、根や花、そして種子からも月桃の恵みを取り入れます。月桃のスパイシーで爽やかな甘みのある香りは、気温差や環境の変化など春特有の自律神経の乱れに働きかけます。
「月桃ウェルネス滞在」ポイント4つ
#1 春色に染まる、古の知恵「月桃染め」 <根・葉>
月桃には抗菌・防虫・防カビなどの効果があると言われ、沖縄では古くから月桃を使った草木染めが行われてきました。滞在中は、星のや沖縄のスタッフから月桃にまつわる話を聞き、シルクのストールを染め上げます。
まずは、敷地内に自生する月桃を収穫し、葉や根のような根茎を細かく切ります。そして、たっぷりのお湯で煮出して一晩寝かせ、翌日に染色をほどこします。月桃染めは桃色と赤茶色がありますが、花を咲かせる頃の月桃を使用すると華やかなピンク色に染まり、春だけの特別な色が楽しめます。
#2 ゆっくりとあっためて緊張を和らげる、月桃の力に癒されるスパ <葉・種>
沖縄の自然の力を活かしたメニューを提供している、星のや沖縄 スパで、月桃を取り入れたメニュー「月」を体験します。月桃は、琉球王朝時代より、薬草や魔よけとして活用されていました。優れた抗菌作用とその特有の香りには、リラックスへ導く力があるといわれています*2。
トリートメントメニュー「月」では、月桃の葉に、長命草・黒もち米粉をあわせて蒸し上げた特製の「月桃玉」でゆっくりと温めながら緊張を和らげます。春は、気温差や環境の変化で自律神経が乱れやすく、ストレスが溜まりやすい季節です。温めた後には、月桃の香りのオイルでトリートメントを行います。そして、トリートメント後には、月桃の種茶のハーブティを味わい、月桃の香りに包まれながら心身ともに癒されます。
#3 春だけの特別な景色を騎乗から愛でる「月桃乗馬」 <花>
敷地を包み込むように続く「グスクウォール」沿いの並木道には、春になると月桃の花が咲き始めます。プログラム限定の乗馬体験では、月桃の花が咲く特別なコースを馬に揺られながらゆっくりと歩きます。いつもと違う騎乗からの眺めや、海からの心地よい風を感じて心身をリフレッシュします。
#4 月桃の葉で包み込み泡盛で蒸し上げる料理、出来立ての香りを客室で堪能する特別夕食 <葉・花>
客室で出来立ての料理が味わえる星のや沖縄の「ギャザリングサービス」。夕食には、月桃の香りを存分に楽しめる「月桃のヴァポーレ」をギャザリングサービスの特別メニューとして提供します。ゴーヤーや黄色人参など沖縄特有の彩り豊かな野菜と魚介類を大きな月桃の葉で包み、泡盛と共に蒸し上げます。
仕上げは、客室に備えた調理器具で行うため、調理中はやわらかな香りを、蒸しあがった際には月桃独特のスパイシーな香りが立ち籠もり食欲をそそります。その他にも、月桃のつぼみをピクルスにして、春だけのご馳走を堪能します。
■ 滞在スケジュール例
<1日目>
15:00 チェックイン
16:00 月桃染め 下準備
18:30 夕食 *別料金
21:00 夜の調律深呼吸へ参加
22:00 客室にて、月桃浴
<2日目>
8:00 朝食 *別料金
9:30 「月桃乗馬」体験
13:00 月桃染め 染色作業
14:30 星のや沖縄 スパ 「月」体験
トリートメント後には、月桃の種茶でリラックス
18:00 夕食 ギャザリングサービスの特別メニュー「月桃のヴァホーレ」を客室で
<3日目>
7:00 朝の鍛錬深呼吸
12:00 チェックアウト