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些細な言葉が気にかかる、本当はSNSをやめたい…「対人関係に疲れやすい人」の特徴と対策14選

ライフスタイル

SNSでの繋がりや仕事上のメール等、デジタルコミュニケーションで戸惑ったことありませんか? オンライン上だと直接顔を合わせないので相手の表情がわからず困ったり、正解がひとつではないので悩むことも多いのでは。識者にオンラインでの人づきあいの悩みの解決法を教えてもらいました。

仕事上でのデジタルコミュニケーションのマナー

SNSカウンセラーの浮世満理子さんとディレクトリジャパン代表の西原勇介さんにデジタルコミュニケーションのマナーについて教えてもらいました。

お悩み

ビジネスチャットとメールは使い分けたほうがいいんですか?
→チャットは即時性、メールは記録用

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情報を正しく管理するには使い分けは必要不可欠。
タスクやスケジュールを一元化でき、気軽に情報共有ができることから、ビジネスチャットの利便性が高まっている。しかし、全てのやり取りをチャットで行うのは避けるべき。

西原さん チャットは即時性の高さが魅力ですが、あとからメッセージの編集や削除ができるので、請求書や発注書、仕様書など重要な書類のやり取りには不向き。だからエビデンスとして残す必要がある重要事項の連絡は、送信時刻や宛名がしっかりと残り、電子記録として法的効力を持つメールが妥当です。

お悩み

ビジネスチャットって、メールと同じように文章を書いたほうがいいんですか?
→140字、5行までで簡潔に伝えよう

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移動中も返信しやすいよう文章は極限まで短くすべき。
リモートワークやモバイルワークが普及し、ビジネスにおける利用デバイスはPCだけでなく、スマホやタブレットがスタンダードに。

西原さん 特にチャットはスマホなどの小さな画面で見られることを念頭に置いて、情報をひと目でキャッチできるように、いかに短く、簡潔で、明瞭かということが重要に。スマホで瞬時に理解できるテキストは、ツイッターの文字数制限でもある全角140字以内。改行するなら5行までにとどめることを意識すると、相手に伝わりやすくなります。

お悩み

プロジェクトを円滑に進めるために、最初にしたほうがいいことはありますか?
→既読スルー防止にはスタンプの提案を

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過渡期だからこそ積極的に意見を述べてルール決めを。
最初にある程度ルールを決めておくと、トラブルも減ってストレスフリーに。

西原さん たとえば即時性が求められるチャットは、スタンプでとりあえず反応を示すと、既読スルーを避けることができます。スタンプもたくさんあるので、こういうケースはこれを使うなど、4~5個を厳選して、チーム全員で共通言語にしておくと便利です。

お悩み

プライベートのSNSアカウントに得意先や上司からリクエストが…
→相手にせず反応しないが一番の拒否

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無理に受け入れないことが、心地よい距離を保つ秘訣。
いまや仕事とプライベートでアカウントを分けるのは当然なので、承認する必要なし。

浮世さん 仕事の関係者と、プライベートでまで繋がりたくないなら、リクエストが来ても、そのまま放置しておきましょう。もし後日、『どうして承認してくれないの?』と問われても、『いまだにSNSの使い方がよくわかっていなくて気づきませんでした…』と、デジタル音痴を装って切り抜けてみて。それ以上は相手も追及してこないと思うので、関係が悪化する心配もありません。

西原勇介さん ディレクトリジャパン代表。海外の開発チームとシステムを作り上げるオフショア開発会社を経営。著書に『それでは伝わらない! ビジネスコミュニケーション新常識 デジタルグローバルな作法は若者に学べ』(日経BP)。

※ 『anan』2023年1月18日号より。イラスト・福田玲子 取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
※ 2023年1月12日配信

プライベートなデジタルコミュニケーションのトラブル回避術

恋愛コンサルタントの関口美奈子さんとSNSカウンセラーの浮世満理子さんにプライベートなデジタルコミュニケーションのトラブル回避術を教えてもらいました。

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