駅から少し遠くても、住み心地の良さを大切にして見つけた住まいで、明るいお部屋を活かしたレイアウトに家族と自身の住まいに合わせたDIYでさらに住み良さへの磨きをかけているFujinoさんのお部屋づくりについてお話を伺ってきました。
明るく、使いやすいワークスペース
Fujinoさんのお部屋探しは、住み心地の良さそうな空間であることを大切にして進められていました。
「駅からの距離は少しありましたが、一人暮らしの中では広めなキッチンに、独立洗面台、加えて南向きで二面採光によって部屋が明るく、暖かみがあったところが気に入って決めました。周辺環境や外観もしっかりチェックしましたね」
仕事は在宅が中心のFujinoさん。ワークスペースは住まいの決め手にもなった二面採光の明るさを正面から受け、気持ちよく仕事に集中出来る空間になっています。
「オンライン会議のことも考え、背景の景色や人の通らない場になるよう、デスクのレイアウトを考えました」
デスク上にはご家族がDIYで作ってくれたというパソコン台がありました。在宅での仕事が長い分、身体に負荷が少ないよう考えられています。
作業中でも視界に入り、癒してくれるのは大きなモンステラ。
「植物は、今回のお部屋で育てるようになったのですがどんどん成長していく様子に楽しくなって数が増えていきました。
モンステラは鉢カバーもお気に入りで、くしゃっとした見た目に惚れて購入しました。撥水素材なのでお手入れもしやすく、様々な鉢のサイズに対応できるのでおすすめです」
植物と同じく、お部屋時間の気分を切り替えてくれるアイテムとして、役立っていたのがhibiのお香。
「マッチタイプのお香は、友人にプレゼントでいただいてからお気に入りで常に家に置くようにしています。甘くエキゾチックな香りがふんわりと広がるのが良いですね。お値段もお手頃で香りもたくさんあるので、プレゼントにもおすすめです」
家での生活が基本となる分、レイアウトやアイテムで集中できる環境がどうやったら作れるのかを考えられている様子が印象的でした。自分の部屋だったらどうすれば集中できそうか考えてみるのも面白いかもしれません。
お気に入りのアートや植物で空間を彩る
色数が少なく、集中出来る環境になっていたワークスペースと対照的だったのが、アート作品や植物で飾られたテレビ周りの空間です。
「幼少期から絵を習っていて、高校、大学と美術系だったこともあり、アート作品はずっと自分の住まいにも取り入れたいと思っていました」
「マン・レイ展で購入したお気に入りのポスターやダリの絵などを飾っています」
他にこちらのスペースにはご自身で作られた作品もありました。
ご自身で描かれたというフルイドアートは、美術系の友人から教えてもらって取り組んだ初作品なのだそう。
「初めて挑戦したので上手くいかず納得がいかなかったのですが、飾っていたら愛着が湧いてきました。正方形のキャンバスも気に入っています。実際にやってみて分かったこともあったのでまた作ってみたいなと思っています。絵を描くのが苦手という方にもオススメしたいですね」
アート作品とともにお部屋に馴染むテレビ台は、アンティーク調の脚が好きなポイントで、引越し直後にジモティーにて500円で譲ってもらったもの。
インテリア選びには、お部屋の色合いも意識して考えられているというFujinoさん。
「木材の温もり感が好きなので、部屋の色選びはウォールナット、黒、ベージュの家具を基調に植物でアクセントを加えています。雑貨はアンティーク調のものを買うことが多いです」
自分が心地よいと感じる色合いを中心に、好きなアート作品を購入したり、ご自身で描かれてみたりと自分らしい色合いも足されることで、好きが集まった自分だけのお部屋が出来上がっていました。