シンプルで美しく、長く使っても飽きない北欧食器。わが家には使い始めて10年以上経った器がありますが、今でも一軍で活躍しています。スタッキングできるのものが多く、場所をとらずコンパクトに収納できるのも北欧食器の好きなポイント。今回はその中でも使い勝手がよく、特にお気に入りのものを4つご紹介します。
1.iittala ティーマ
北欧食器の中でわが家で一番数が多いのがティーマシリーズ。丈夫で使いやすいので、色んなサイズやカラーが欲しくなってしまいます。わが家で一番最初にお迎えした北欧食器がティーマのマグカップでした。
定番のホワイトは、どんな料理にも合わせやすく朝食のワンプレートにも活躍。プレートにトースト、カップに珈琲を注ぐだけでも、洗練された見た目になるのでちょっとご機嫌に朝の時間を過ごせます。
ティーマはカラーバリエーションも豊富です。器の中に入れるものとプレートのカラーの組合わせで雰囲気が変わるので、「この料理にはこのカラーが美味しそうに見える!」と、料理との相性で選んだり、その時の気分に合ったカラーに遊びながら盛り付けていくのが楽しいひと時となっています。
2.iittala レンピ
光を透すガラスのグラスは冷たい飲み物にピッタリ。レンピは短いステム(脚)が付いているので、シンプルでありながらちょっとした特別感があるグラスです。太めのステムとぽってりとしたボディは、かしこまりすぎずカジュアルに使えるのがいいところ。私が一番最初にレンピを使ってみた時、冷蔵庫の麦茶と氷を数個入れただけで、いつもの数倍おしゃれで美味しそうに見えた事に驚きました。
水やビール、ジュースはもちろん、野菜スティックを入れたり、パフェなどのデザートを入れても素敵です。ステム付きのグラスは収納に場所をとるというイメージだったのですが、こちらはスタッキングが可能。グラスの高さの1/2以上がすっぽり収まるので、重ねた時も安定感抜群。省スペースで収納できるのがうれしいです。
3.ARABIA パラティッシ
愛用しているARABIAの食器は、パラティッシのシリーズ。16.5cmのプレートと、ブラックとイエローのカップ&ソーサーが一客ずつあります。自分の為に、ちょっといい珈琲豆を挽いて、丁寧に淹れた珈琲をアラビアのカップとソーサーを使ってゆっくりいただく。ほんの20~30分でもそんな時間があると、心がほっと落ち着きます。
カップ&ソーサーのソーサーは、プレート14㎝と同じもの。ちょっとお菓子をのせたりして、別々にも使えるのがうれしいポイント。先ほどご紹介したティーマのコーヒーカップ&ソーサーの、ソーサー部分はプレート12cmと同じものであり、iittalaやARABIAは使いやすい規格になっているのも魅力の一つ。カップとソーサーのセット使い・別使い両方が可能で、用途が幅広く、毎日使っている食器のひとつです。
4.カステヘルミ
カステヘルミはフィンランド語で「露のしずく」という意味です。名前の通り、大小のしずくが連なったようなデザインは、キラキラと輝いてガラスをより一層美しく感じさせてくれます。フルーツやサラダ、デザートなどに使うと、盛り付けたものが映えてとてもかわいいです。
自分用にはもちろん、キラキラのガラスが特別感を演出してくれるので、器好き中な方へのプレゼントとして選ぶのもオススメです。
ごはんやお茶の時間を豊かにしてくれる北欧食器
洋食はもちろん、和食や和食器と一緒に使っても不思議と相性が良い北欧食器。カップを飾るように置けばインテリアの一部にもなりますし、ボウルに果物を入れてフルーツボウルのように置いておくだけでもかわいいです。北欧食器を集め始めた頃、「良い食器を使うとお金持ちになる」という言葉を目にした事があります。毎日の食事で使う食器は、人生の一部を作る大切なアイテム。お気に入りの北欧食器を暮らしに取り入れることで、いつもの食事や普段のお茶の時間がちょっとうれしい幸福なものになり、日々を豊かにしてくれるなと感じています。
photo / kao
kao
北欧式整理収納プランナー・カラーセラピストなど多岐にわたり活動中。「家を心地よい空間にすることは自分への贈り物」。自分と家族にとって家がほっとできる空間であることが、私のしあわせの原点です。