2023年も夏がすぐそこ。今回は、ぷるぷるの透明感が美しい和菓子をピックアップしてご紹介します。輪切りレモンを並べた「レースかん」や、水のように溶けていく「水あんみつ」、フルーツたっぷりの「蜜豆」など、冷やして食べると更においしいものばかり。暑い夏を癒す和スイーツをどうぞご覧ください。
ゼリーや羊羹、白玉が重なる「果ルフェ」のあんみつ
京都にある創作和菓子屋「果朋(カホウ)」の、重なる層のハーモニーが楽しめる「果ルフェ」。「抹茶」や「ほうじ茶」、「温州蜜柑」などさまざまな種類がありますが、今回ご紹介するのは昨年新発売となった「あんみつ」です。
淡いグリーンのピスタチオ羊羹の上に、北海道小豆粒あんを添えたパンナコッタが重なり、更に黒糖ゼリー・白玉・スグリ入りの寒天が重ねられています。この美しいコントラストとともに、絶品の味を楽しんで。
果朋
果ルフェ ーあんみつー
702円(税込)
輪切りレモンが美しく光を透かす「レースかん」
京都で続く老舗和菓子店「大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)」の「レースかん」は、輪切りのレモンが並んで夏らしさ満点。明治18年(1885年)からの夏限定品です。
「レースかん」という名が付けられたのは、薄切りレモンがまるでレース編みの模様に見えることから。寒天で作られる透明の錦玉羹でできていて、弾力がありながらも口の中でジュレのように崩れていきます。夏のお茶請けに喜ばれること間違いなし。
大極殿本舗
レースかん 2本
3,240円(税込)
箱サイズ:13.8×24.2×5.3cm
販売期間:5月中頃から9月初旬頃まで
色とりどりの練り切りの川を鮎が泳ぐ「清流」
こちらも、美しく光を透かす佇まいに見惚れてしまう和菓子。東京・南青山にある老舗和菓子店「菓匠 菊家」の夏季限定品「清流」です。水の中を鮎が泳ぐさまが表現され、名前の通り清らかな水の流れを感じさせます。
半分に割ると、輝く錦玉羹と色鮮やかな練り切りが、万華鏡のような幻想的な世界を見せてくれます。錦玉羹の控えめな甘さと、鮎の姿をした羊羹やころんと丸い練り切りの甘さ、それぞれの魅力を堪能してください。
菓匠 菊家
清流
550円(税込)
テレビやSNSでも話題。ぷるぷる感に感動する「水あんみつ」
和スイーツブランド「鎌倉五郎本店(かまくらごろうほんてん)」の名物「水あんみつ」は、テレビやSNSでも話題。誕生から22年、長年愛される夏限定のお菓子です。
北海道産の小豆あんと沖縄産黒糖使用の黒蜜をかけて、スプーンですくうと、そのぷるぷるさに感動。あえて切らずに大きな水玉のまま販売しているのは、スプーンですくった丸いカーブの優しい口当たりで味わってほしいからだそうです。ひんやり冷やして、特別感あふれる「一瞬の涼」を楽しんでみては。
鎌倉五郎本店
水あんみつ
1個:302円(税込)
3個入:972円(税込)
6個入:2,052円(税込)
9個入:3,024円(税込)
販売期間:2023年5月20日~8月下旬ごろまで
上品で涼やかなフルーツたっぷりゼリー「蜜豆」
創業100年、九州・博多発祥の老舗和菓子店「鈴懸(すずかけ)」からは、フルーツたっぷりの夏のおやつ「蜜豆」をご紹介。洋梨・さくらんぼ・杏・若桃・パイナップル・小豆の甘露煮を合わせた、季節限定の白桃果汁ゼリーです。
ガラスの器に盛り付けると、ゼリーやフルーツの色合いがとっても涼しげ。上品で爽やかな味わいは、目上の方への夏のギフトにもぴったり。
鈴懸
蜜豆
530円(税込)