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[7/3〜7/9の運勢]7月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ひとり小径をゆく

今週のさそり座は、ゆったりと、しかし着実に自己内対話を進めていこうとするような星回り。

『やはらかく胸を打ちたる団扇かな』(片山由美子)という句のごとし。

掲句はたえず生成変化しているこの世の時間の流れから、一寸だけ抜け出た先で初め可能になる時間の流れの表現とも言えますが、例えば思想家のハンナ・アレントは、こうしたゆったりとした時間の流れ方をする領域においてこそ自己内対話は可能となるのだとして、その領域を「非時間(ときじく)の小径」と名付けました。

あなたもまた、他でもない自分自身に話しかけるために言葉を紡いでみるといいでしょう。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

極点をつきぬける

今週のいて座は、経験しうる厄介さの極みを改めて思い知っていこうとするような星回り。

誰もが病いやそれに近い症状、そのリスクを抱え込んでいる現代社会において、特に厄介なのが、精神病とも神経症などのいずれとも異なるために「境界性(ボーダー)」と呼ばれ、その根底に自己愛の問題があるために、境界性パーソナリティ障害と名付けられている一群のグループです。

医学者で作家の岡田尊司は、「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみ」であり、「それは、病というよりも、一人の人間が、これまで背負ってきたものを一旦清算し、大人として生まれ変わり、再生するための試練」に他ならないのだといい、もし本人だけでなく、支えている人たちの気力が尽きることがあれば、「そんなときは、結果を急ぎすぎているのだ」とも言及しています。

あなたもまた、自身や身近な相手との深く関わる上で知っておかなければならないこと、受け止めていかなければならないことを見定めていきたいところです。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

そして馬鹿として

今週のやぎ座は、愚直に誰かを求めていこうとするような星回り。

『逢ひに行く開襟の背に風溜めて』(草間時彦)という句のごとし。大人になると、いつの間にかまっすぐに誰かを求めることを皆やめてしまう。余裕のない顔など晒したら、ここぞとばかりにつけ込まれるだけだろう、ともなんとなく思う。

そう、そんな「なんとなく」に私たちは支配され、封じられて、思いきり手足を伸ばす機会どころか、愚直な心根そのものを失ってしまう。そんなことを思って、掲句に改めて目を通すと、一抹のさみしさを感じる他に、誰にもこんな日があったに違いないという不思議な直感のようなものも差し込んでくる。

あなたなら、「なんとなく」のくびきからおのれを解放していくことができるかも知れません。

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