日本を代表する観光地であり、歴史を感じられる街、浅草。国内だけでなく、世界各国からの観光客でにぎわっています。本記事では、東京の下町・浅草でいただけるとっておきの老舗&名店グルメをご紹介します。
【浅草駅徒歩1分】街のシンボル!“日本初のバー”で味わうデンキブラン/神谷バー
東京メトロ銀座線の浅草駅、3番出口すぐ。レトロな外観が印象的な建物の1階にあるのが「神谷バー」。明治13(1880)年に「みかはや銘酒店」として創業し、明治45(1912)年には西洋風に改装。日本初のバーともいわれている老舗です。
▲「デンキブラン」
同店の名物は「デンキブラン」(400円)。“デンキ”という言葉には、電気が珍しかった当時の“新しいもの”という意味が込められているそう。
ブランデーベースにジンやワイン、キュラソーなどが入っていて、ほんのりとした甘みが感じられます。ただし、アルコール度数30度なので、飲みすぎ注意です。
▲「スパゲティナポリタン」
昔ながらの味が楽しめる「スパゲティナポリタン」(900円)をはじめ、「鶏の唐揚げ」(600円)や「神谷バー」オリジナルの「ジャーマンポテト」(700円)、「サンドウィッチ」(800円)などの軽食メニューも豊富。浅草散歩のパワーチャージができるのもうれしいポイントです。
同店は、最初にチケットを購入するお会計システムになっています。ちなみにお支払いは現金のみなので、来店前には現金のご用意をお忘れなく。
“デンキブラン”を飲みながら、浅草を愛した文豪や時代の移り変わりに思いをはせて、東京下町の雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。
所在地
東京都台東区 浅草1-1-1
最寄駅
浅草
電話番号
03-3841-5400
【浅草駅徒歩2分】創業200年!江戸の味と風情を受け継ぐどじょうなべ/駒形どぜう浅草本店
▲写真提供:駒形どぜう浅草本店
江戸時代の代表的な商家造りが印象的な「駒形どぜう浅草本店」は、都営地下鉄浅草駅より徒歩2分。駒形二丁目交差点そばで200年以上続く、どじょう料理の専門店です。
▲写真提供:駒形どぜう浅草本店
暖簾をくぐると目の前に広がる入れ込み座敷は、江戸の風情がそのまま残されています。地下1階と2階は椅子席となっており、各階で異なった趣を楽しめそうです。
▲「どぜうなべ定食」(写真提供:駒形どぜう浅草本店)
名物はなんといっても、江戸時代から変わらない伝統の味「どぜうなべ」(単品3,180円)。厳選したどじょうを酒に漬けて酔わせ、独自の下ごしらえを行うため、丸ごと美味しくいただけます。どぜう汁や味噌田楽なども一緒に楽しめる「どぜうなべ定食」(4,680円)は、ご褒美メニューにオススメです。
週末は行列必至の人気店で予約不可なので、お時間に余裕をもって訪れてみて。
所在地
東京都台東区駒形1-7-12
最寄駅
田原町
【浅草駅徒歩3分】国の有形文化財に登録されたお座敷で、伝統のすき焼きを/今半本店
「今半本店」は、東京メトロ、都営浅草線、東武線浅草駅から徒歩3分のところに位置する、明治28(1895)年創業の老舗すき焼き店です。現在の建物は戦後まもなくに建てられたもので、新仲見世通りのアーケードを進むと昭和の風情を感じる外観が迎えてくれます。
▲奥座敷(萩の部屋)(写真提供:今半本店)
ホール席もありますが、オススメは2023年に国の登録有形文化財に登録された3棟の奥座敷(西奥座敷、東奥座敷、北奥座敷)。2名から予約できる個室で、椅子席か、掘りごたつになります。
浅草の喧騒を忘れさせてくれる歴史ある空間で、ゆったりと流れる時を感じながら、伝統のすき焼きを味わえます。
奥座敷でいただけるメニューは「銘柄牛すき焼き」(9,000円)、「特選牛ロースすき焼き」(7,000円)、「上すき焼き」(5,000円)の3種類。創業から一子相伝で受け継がれた秘伝の割下がポイントです。訪れる際は予約をオススメします。
所在地
東京都台東区浅草 1-19-7
最寄駅
浅草
電話番号
03-3841-1411