奈良、京都、大阪の関西3府県のかき氷について、レポート!かき氷にまつわる神社から、最新の人気店まで、詳しくお伝えします♡
奈良県
氷の神様を祀る、由緒ある〈氷室神社〉
近鉄奈良駅から徒歩15分ほどの場所にある「氷室神社」は、奈良時代に春日野に氷池や氷室を設け、氷の神を祀ったのが始まりとされている、由緒ある神社。奈良がかき氷の聖地とされる理由は、この氷室神社にあるんだそうです。
氷室神社には、全国でも非常に珍しい「献氷」があります。受付にて、申し込みをすると、神前にお供えするかき氷をいただくことができます。拝殿前の三方に乗せてお供えし、お願いをした後は、神様のお下がりとして、そのかき氷を食べることができます。シロップも用意してくださるので、自分でアレンジしながら楽しむことができます。
氷に載せると文字が浮かび上がる、氷みくじを引くこともできます。
かき氷が描かれた可愛らしい絵馬も。こちらの神社では「難問氷解」、つまり難しい問題や疑問も氷のように溶け、高い壁を乗り越えられますように、といったお願いをすることができます。
かき氷好きにはたまらない神社です。
〈氷室神社〉
奈良県奈良市春日野町1-4
4-10月 6:00-18:00
11-3月 6:30-17:30
大人気!予約必須のかき氷専門店〈ほうせき箱〉
続いては、奈良でもとても有名な人気店、「ほうせき箱」。「おやつ」という意味を持つ、奈良の方言である「ほうせき」から、店名がつけられたそうです。
たくさんの種類のかき氷があり、悩みましたが、「子鹿氷2023」と「ベリーベリーヨーグルト」をチョイス。
ミルクエスプーマ、柿の葉シロップ、カシューシロップ、ピスタチオペースト、西吉野産はちみつ、柿の葉和紅茶ゼリー、ミルクボウロなどが入った「子鹿氷2023」は、ほうせき箱の中でも人気の、奈良を感じられるメニュー。
ナッツの香ばしい香りと、さくさく、ツルツルなどのさまざまな食感が癖になる一品でした🥜
ヨーグルトエスプーマ、ミルクエスプーマ、ミックスベリー、ミルクシロップ、ラズベリージュレなどが入った、見た目にも鮮やかな「ベリーベリーヨーグルト」。
酸味のあるエスプーマと、ベリーを丸ごと食べているかのような甘酸っぱさとの相性が抜群🍓の一品でした。
ほうせき箱は、前日の21時からの予約制。大人気ですぐに埋まってしまうので、しっかりとスタンバイした上で挑んでみてください!
〈ほうせき箱〉
奈良市餅飯殿町47
10:00-17:00
木曜定休日
京都府
洗練された味と雰囲気が人気の〈お茶と酒 たすき〉
「すでにあるものを大切にし、新たな価値を創造する」というコンセプトのもと、京都の四季折々の素材を使い、 クラシカルな〝かき氷〞という形で表現している、「お茶と酒 たすき」。
烏丸御池の新風館の中に、その店舗を構えています。
店内には、金屏風のアートが飾られており、落ち着いた雰囲気。こちらも人気店のため、整理券の配布があります。QRコードを読み込むことで、呼び出してもらうことのできる制度があるため、待っている間に新風館の中や近隣を散策することもできます。
抹茶みつの定番かき氷は、定番だからこそのこだわり抜き。甘味と苦味のバランスが絶妙で、ぺろっと食べ終わってしまうおいしさです。中には軽めの生クリームと、小豆が層になって入っています。シンプルイズベスト!な一品となっています。
アップルマンゴーのかき氷は、期間限定の一品。たっぷりとかかった、ふわふわのマンゴーソースと、これでもか!と言うほど贅沢にのせられたマンゴー果肉に舌鼓。中までソースと果肉が入っていて、最後までマンゴー感を楽しむことができます。
また、お茶と酒たすきでは、珍しい「さけ氷」も提供されています。ジンライムの大人味なかき氷だそう。是非そちらも試してみてください!
〈お茶と酒 たすき 新風館〉
京都市中京区場之町586-2
11:00-21:00
定休日無し