整理収納アドバイザーのhanaです。毎日使うキッチン。でも、普段何気なくキッチンでしている行動が、実は私たちの身の危険につながったり、家事の手間を増やしたり、キッチンアイテムを傷めたりしている可能性があります。そこで今回は、意外と知られていない「キッチンでのNG行動」を5つ紹介します。
NG行動①レンジフードの上にモノを置く
意外と知られていないキッチンでのNG行動1つ目は、「レンジフードの上にモノを置く」です。
キッチンは、広さのわりにモノが沢山あるため、ついレンジフードの上にもモノを置きたくなるかもしれません。
また、飾りスペースとしてグリーンなどを置いているお家も見かけますが、実は「レンジフードの上にモノを置く」ことはNG行動。
落下すると、火災やけがの原因になるからです。
もし、万が一火災が発生した場合、レンジフードの上に置いたモノにより、さらに燃え広がる可能性もあります。
また、レンジフードの上は調理中に舞い上がった埃や油汚れが付着しやすい場所なので、家事ラクの観点からも収納スペースとして使うことはおすすめできません。
レンジフードの上は何も置かないようにしましょう。
NG行動②冷蔵庫の上にモノを置く
意外と知られていないキッチンでのNG行動2つ目は、「冷蔵庫の上にモノを置く」です。
ネットやSNSで見かけるキッチンの中には、冷蔵庫の上にカゴなどを置いて収納スペースとして使っていることがあります。
ところが、冷蔵庫の取扱説明書には上部と左右にはスペースを空けるように記されており、それは、上部から熱を排出して庫内を冷却しているから。
モノが置かれていると、冷却効率が低下し、電力を余分に消費することになってしまいます。
さらに、振動でモノが落下し、けがするおそれもあります。
また、レンジフードの上と同じく、冷蔵庫の上も埃や油汚れが付着しやすい場所なので、家事ラクの観点からもモノを置くことはおすすめできません。
汚れ防止でラップなどを敷く場合は、取扱説明書を確認して、排気口を避けるなど、放熱に問題がおきないように注意しましょう。
NG行動③シンクに熱湯を流す
意外と知られていないキッチンでのNG行動3つ目は、「シンクに熱湯を流す」です。
やかんに残ったお湯やパスタや野菜のゆで汁など、ついシンクに熱湯を流してしまいがち。でも、これはシンクや排水管に大きなダメージを与えます。
ステンレス製のシンクにお湯を流した時に「ボンッ」という音を聞いたことがありませんか?
中には熱湯でシンクの消毒を行っているという方もいるかもしれませんが、実はこの音は、ステンレスが変形した時に鳴る振動音で、繰り返すとシンクが劣化します。
また、シンク下の排水管は塩化ビニールという材質でできているため、熱湯を流すことにより、変形やひび割れしたりして、水漏れや詰まりを引き起こすおそれがあります。
使用後の熱湯は、冷ましてから流すか水と一緒に流すなどして、大切なキッチンを長く安全に使いたいですよね。
NG行動④ステンレス製シンクをメラミンスポンジで擦る
意外と知られていないキッチンでのNG行動4つ目は、「ステンレス製シンクをメラミンスポンジで擦る」です。
メラミンスポンジは、水だけで汚れが落ちるため、便利な掃除グッズですよね。
でも、ステンレス製シンクやワークトップは、メラミンスポンジの使用に適さない場所「光沢のあるステンレス」に該当します。
そのため、汚れを落とそうとメラミンスポンジでゴシゴシ擦ると、ステンレスに傷が付いてしまい、簡単には元に戻せません。
またその傷は、見栄えだけの問題ではなく、サビの原因にもなります。
ステンレス製のシンクやワークトップの掃除には、柔らかい布やスポンジを使い、必要に応じてステンレスに対応したクレンザーなどを使用しましょう。