廊下はディスプレイのスペースとしても活用、書籍や美術作品が並んでいます。
寝室奥に設けられたワークスペースはコロナ前まで、簡易のテーブルと椅子が置かれた荷物置き場だった空間。在宅での仕事が増え、改めて仕事もしやすい空間になるよう見直されたのだそう。
「机と椅子を新調して在宅勤務スペースを整えました。寝室の一角なのであまりオフィスっぽくならないように意識しています」
「デスク周りには好きな作家のアトリエの写真を貼ったり、壁に無印の長押を付けて好きな本などを飾ったりしていますね」
インテリアとしてもお気に入りだと話されるのがバーテブラ03。デザインと機能性を兼ね備えたワークチェアなのだそう。
「部屋になじむワークチェアを探していたときに、仕事がきっかけでこの椅子に出会いました。機能的で長時間座っていても疲れません。見た目の美しさもあって空間にも馴染んでくれていますね」
「正面に窓があるところが気に入っています。天気のよい日は窓を開け放して、音楽を聴きながら料理をします。器が好きなので、吊り棚にはお気に入りの皿や椀を置いています」
2段ある吊り棚には、よく使う器を収納。それ以外は上下にある吊戸棚やキャビネットを収納スペースとして使われていました。
「キッチンで作業するときに使うスツールです。座ったり作りかけの料理を置いたり、とても重宝しています。経年によってだんだん味わい深い色になるので、愛着が増しますね」
住まいの温かみある雰囲気は大切にしながら、思い入れのある作品たちと暮らされているhakuさん。住まいにはこれからも琴線に触れた作品を増やしていきたいのだそう。築40年以上の歴史から、味のある居心地の良い空間に、ご自身のこだわりのものを加えながら生活されているhakuさん。その住まいも1つの作品のように暮らしを育む中で磨かれているようでした。
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■ROOM3.押入れデスクとキッチンがポイント。2DK・41㎡ 一人暮らしのインテリア
たくさんの引っ越しを繰り返されてきたコアラさんが新しいお住まいの条件として考えていたのが、和室と広いキッチンがあること。
「内見に訪れた際に、築年数はかなり経っていたものの、リフォーム済みで内装が綺麗だったこと、各部屋の扉を開けることですべての部屋が繋がるような造りが開放的で素敵だなと思い決めました」
「北と南の両側に大きな窓があるため部屋全体に光が入って明るく、風通しが良いところも魅力でしたね」
コアラさんの押し入れデスクは、押し入れをそのまま使うのではなく、デスクとしての使いやすさをよくするため、いくつか工夫が施されています。
「もともとは2段収納の押し入れをDIYして使いやすい空間にしました。夜作業する際に、照明がなくどうしても暗くなってしまうため、延長コードを使ってスポットライトを天井に設置。広範囲に明るさが行き届くので、とても作業がしやすくなりました」
「デスクとしてはリメイクシートを使って、木材のガタつきやザラつきを軽減しています」
実際に触ってみても滑らかで、新品のデスクのような仕上がりになっていました。