よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。そんな「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第11回目は、おはぎを使った新感覚スイーツをご紹介します。
「和をカジュアルに楽しもう」から誕生
この連載も10回を超えて、改めて過去を見直してみると、ほんと個性的なスイーツを紹介してきたなと自分でも思います(笑)。そんな今回もちょっと変わったワクワクするスイーツをご紹介しますよー!
なんとなんと、おはぎをバーガースタイルで食べる『おはぎバーガー』というもの。ネーミングだけでも、グッと引きつけられちゃいますよね。手掛けるのは、大阪にある「CHASHITSU Japanese Tea & Coffee」というお店で、国産茶葉をかけあわせたコーヒーやオリジナリティ溢れるドリンクを提供している、いま注目の日本茶スタンドです。
おはぎバーガーは、もち米を焼き上げ、あんこを挟んだもの。簡単にいうと、あんこでもち米を包むおはぎの構成を逆転した感じですね。開発のお話を伺うと、「和をカジュアルに楽しむ」をコンセプトにしたお菓子を作ろう!というのがきっかけだったそう。和洋問わずリサーチを重ね、職人や専門家にも意見をもらいながら、試行錯誤を繰り返し、新しいお菓子が生まれました。
フレーバーは、定番の「胡麻づくし」「七穀」が2種類と、季節限定が1種類というラインナップです。2019年3月現在は「木苺」が登場して、華やかな色彩はおはぎの概念を覆します!
ではでは、さっそく気になるお味をご紹介しましょう!
上質のもち米を砂糖水に漬け込む
まずは、定番の「胡麻づくし」から。
3種類の胡麻(金・白・黒)をもち米にまぶし、中にはつぶ餡を挟んでいます。胡麻の香ばしさが口にひろがりつつ、つぶ餡のほっくりとした甘さがナチュラルに絡み合い、芳醇な口あたりがナイスィーツ! なにより、もち米が美味しいのなんの。上質な滋賀県産“羽二重糯”を使って、心地よい弾力のある食感は何度も食べたくなりますね。
お店からのオススメのペアリングは「日本で最も美しい村」京都府和束町から仕入れている“特上ほうじ”。三年間、蔵の中で熟成させ、焙煎を二度重ねた、他にはない手間と時間をかけて作られたほうじ茶です!
ほんとお茶と合わせて食べたくなりますよ、これは。オンライン(お取り寄せ)のセットには、“特上ほうじ茶”をティーパックでセットにしたものも用意しているので、ぜひいっしょに味わってみてほしい!
お次も、定番の「七穀」です。
こちらは、もち麦や黒豆など7種類の雑穀を使って、もっちり感に歯ごたえもプラス。桜の葉で包む演出も、塩っけを与えてあんこの甘さをより引き立てる印象で、バランスが素晴らスィーツ! お店からのオススメのペアリングは、グリーティー。たしかに、渋みと爽やかさは抜群に合いますね!
最後は、季節限定の「木苺」。
この色の正体は、木苺だけでなくビーツを練り込み作られています。木苺の食感も残しつつ、中には白あんを合わせ、甘酸っぱさとまろやかさのコントラストが味わえる、立体的な構成が楽スィーツ!
お店からのオススメのペアリングは、ほうじアメリカーノ。上でも書いた特上ほうじにスペシャルティコーヒーをミックスしたオリジナルドリンクです。ほうじ茶の薫り高い風味とコーヒーのジューシーな酸味が木苺とベストマッチ!
どのフレーバーも食べると、素材のもつ味を活かして作られているのがよくわかるのも、おはぎバーガーの魅力。たとえば、もち米ひとつとっても、ひと工夫しているんですよ。
もち米を炊いたあとに熱い砂糖水に漬け込む、蜜漬けという工程があります。こうすることで、もち米に甘みをギュッと詰め込み、蒸しあげると艶のある仕上がりになるのだそう。いやー、こだわりっておもしろい!
あと、パッケージもステキなので贈り物にもすっごくイイ!和をテーマにしながらモダンなデザインで、渡す人のセンス相当上がりますよ。カジュアルに渡せるのに、高級感あって幅広いシーンで活躍できそう。
「CHASHITSU Japanese Tea & Coffee」さんは、おはぎバーガーだけではなく、日本茶×コーヒーを使った創作ドリンクも展開しているので、ぜひ大阪に行った際はそちらも楽しんでみてくださいね。昨年は百貨店への出店や、オンラインショップも開設するなど、どんどん新しいことに挑戦しているので、今後も注目です!
ナイスィーツ!