Q 腹が立った! 怒りが爆発した時有効なのは?
A 腹筋リリースを
「イライラは腹筋を硬くします。リリースして呼吸が深くなると副交感神経が優位になり、セロトニンも増えてイライラ解消」(金谷さん)
クッションをお尻の下に敷き、足を椅子にのせてお腹を指の腹でほぐす。硬くなった腹筋がゆるみ、セロトニンを分泌しやすい状態に。
Q 幸せホルモンを出す運動って?
A リズミカルなもの
「ランニングやサーキットトレーニングなどリズミカルなものがおすすめ。時間がなければガムを噛む、咀嚼するなどでもOKです。10分程度続ければセロトニンが出ますが、30分〜60分続けると、分泌されたホルモンの効果が1日から数日にわたり持続」(金谷さん)
Q 運動で良いホルモンが出るのはなぜ?
A 原始時代の名残
「達成感を司るホルモンが運動で分泌されるのは、狩りで獲物をしとめたら達成感があった原始時代の名残といわれています」(金谷さん)
Q 運動で“やる気のホルモン”が出るとわかっていても、そもそも運動する気になれません……
A まずは音楽などでテンションを上げて
「たとえば音楽を聴く、瞑想する、あるいは誰かに褒めてもらうなどで1回テンションを上げること。そうすると軽くスイッチが入って、運動する気に」(金谷さん)
Q ランナーズハイってホルモンのしわざなの?
A その通り
「マラソンなど高強度の運動をすると分泌されるβ-エンドルフィンは、“脳内麻薬”とも呼ばれます。疲労感を麻痺させ気持ちよさや多幸感をもたらすホルモンですが、普段の生活には必要ないもの。一般の方が行うレベルの運動ではまず分泌されません」(金谷さん)
Q ネガティブ思考です。幸せホルモンを出しやすくする食事や栄養素はありますか?
A トリプトファン、タンパク質、
チロシンを含む食品を取り入れて
「セロトニンのもととなるトリプトファンは肉や魚、バナナ、キウイなどに豊富。オキシトシンはタンパク質を多く含む肉類や豆類、卵、魚介類。ドーパミンはチロシンを多く含む肉類や豆類、ナッツ、シード、卵など。運動や睡眠、ストレス軽減など生活改善も同時に行って」(川田先生)
Q 女性ホルモンを活性化させるエクササイズってありますか?
A 骨盤を左右に動かす!
「子宮を包み込む骨盤周りの血行を促してお腹の柔軟性を上げる、そけい部を刺激する動きがおすすめ」(金谷さん)
四つんばいの状態になり、膝と手を軸にして体をゆっくり右側に倒し、また元に戻す。同様に左側も。お尻が床につかない程度に、左右にゆっくりゆらゆらさせて。
Q 泣くとスッキリするのって、ホルモンのしわざ?
A 可能性はあり
「涙を流して気持ちが変化することで、副交感神経が優位になってストレスホルモンが軽減される可能性はあるかもしれません」(森田さん)
Q ホルモンバランスにとってマイナスの習慣って?
A 過剰なダイエットや夜のスマホ!
「体に備わったリズムを大切にするのが先決! まずは過剰なダイエットや夜更かし、睡眠に響く夜の携帯使用をやめる“引き算”の勇気が必要。当たり前のことを見直して、それでも調子が悪ければサプリや漢方、アロマテラピーなどを少しずつ“足し算”してみるのがおすすめ」(森田さん)
Q スキンケアでホルモンにアプローチできる?
A 触れることに絶大な効果が
「人から触れてもらうのはもちろん、自分でのタッチにも愛情ホルモン・オキシトシンの分泌を促す効果が。自分をいたわるケアやマッサージは、ストレッサーに反応していた脳をなだめてくれます。香りもいい刺激なので、心地よさに浸ってセルフケアを」(森田さん)
ベルガモットやオレンジなど、気持ちのバランス調整に働きかける精油たっぷり。ボディオイル バランス 100ml ¥4400/Waphyto
Q ホルモンケアにいいツボを教えて
A 三陰交
「女性のホルモンケアにいいのは三陰交などのツボ刺激。温めや巡りを良くする鍼灸も役立つのでぜひ取り入れて」(森田さん)
内側のくるぶしから指4本分ほど上が三陰交。生理痛や更年期症状、冷えのケアにぴったり。指の腹で心地よい圧でプッシュ。