目には見えないけれど、私たちの体で分泌され美に貢献したりメンタルや健康を左右している存在・ホルモン。美と健康の質がアップする「ホルモン・ファースト」な習慣をはじめてみて。
私の“バランス”のカギを握る!
ホルモンの不思議100問100答
PART3
もっと仲良く♪
ホルモン・ファーストな美習慣
Q 香りでホルモンにアプローチできる?
A ダイレクトに影響
「柚子の精油は副交感神経を優位にし、PMSや月経痛を和らげるというエビデンスが。ゼラニウムやネロリ、サンダルウッドなどもホルモンケアに◎」(森田さん)
リラックス効果抜群。ティッシュに垂らして枕元に置く、バスソルトに加えるなども◎。柚子 5ml ¥2640/モンサンミッシェル
Q 睡眠のリズムと、ホルモンの関係性を教えて
A メラトニンや成長ホルモンなどと密接につながってます
「メラトニン分泌は暗くなったら分泌が始まって午前2時くらいでピークに達し、朝に近づくにつれて減少。成長ホルモンは就寝後の3時間で大量に分泌されます。メラトニンと成長ホルモンの分泌ピークが重なるのが美容にも健康にも理想。逆にメラトニンの分泌が低下すると、入れ替わりでストレスホルモンであるコルチゾール分泌量が増え、活動モードに入ってしまいます」(友野さん)
Q 睡眠ホルモンの分泌のためにいい食材って?
A 朝からしっかりタンパク質を
「材料となるトリプトファンは、肉や卵、魚、乳製品、アボカドやバナナに豊富。朝に摂るとセロトニンが作られて日中頑張れるので、朝食にバナナだけでも食べて」(友野さん)
Q 仕事の関係で、朝暗いうちに起きる必要が。すっきり目覚めるには?
A とにかく光がカギ!
「2000ルクス程度の高照度の照明を15秒浴びるのがおすすめ。難しいなら家の電気をすべてつけて、外が明るくなったらカーテンもしっかりあけて太陽の光を浴びて」(友野さん)
Q 電気をつけて寝ると、ホルモンに悪影響?
A 肥満度やうつ病罹患率がアップ
「まぶたを閉じていても光を感知するので睡眠の質が低下。細いろうそく3本が一晩中ついた状態で眠ると、肥満度が2倍になるとも。うつ病の罹患率も高くなることがわかっているので、就寝中は真っ暗にして」(友野さん)
Q 緊張して眠れない時のホルモン・ファーストな対処法は?
A 朝の太陽光と、“触れる癒やし”を大切に
「寝る前にオキシトシンを分泌させると穏やかな気持ちになるので、家族やペットに触れたり、セルフハグで安心感をもたらして。抱きまくらも◎」(友野さん)
体の曲線に寄り添い、姿勢が安定して安眠に入りやすいユニーク形状。S型ボディピロー(カバー付き) ¥34100/ロフテー
Q 睡眠の質を上げる運動ってある?
A ふくらはぎストレッチ
「背中やももの裏側、ふくらはぎ、足裏などを伸ばすと体が休息モードになり安眠しやすく」(金谷さん)
片膝を立てて座り、立てた側の足裏で逆側の脚のふくらはぎをプッシュ。体重をかけるだけでほぐせて安眠を誘う簡単ストレッチ。
Q「22時〜2時が美肌ホルモンのゴールデンタイム」って本当?
A 嘘です
「美肌に大切な成長ホルモンが分泌されるのは眠り始めの3時間。メラトニンの分泌ピークを考えると、24時までに眠り、7.5時間眠るのがポイント」(友野さん)