毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか? 「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず! “お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「お金が貯まる人のプチ習慣は?」です。
お金が貯まる人のプチ習慣は?
和田由貴さん 節約アドバイザー。消費生活や家電製品、食生活など、暮らしや家事の専門家として多方面で活動。“節約は、無理をしないで楽しく!”をモットーに、快適と節約を両立したスマートな節約術を提唱する。
散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス) 5年交際中の彼と同棲中。貯めたい意思はありつつも、推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。
いよいよやばい物価高。節約するコツは?
好美:いよいよ生活コストの上昇がやばいです! 気づけば推しのライブチケットの値段も上がって、お財布にじわじわダメージが…。
和田:ありとあらゆるものが値上がりしていますよね。
好美:節約するのが本当に苦手なんですが、私でも手軽に続けられそうな方法、ないですか?
和田:家計簿をつけて、管理して…となると面倒だし続かないですよね。実は私もそのタイプなので、今日はずぼらな方にもぴったりな節約術を紹介しましょう!
好美:ぜひお願いします!!
和田:まずは、予算の枠を作ってやりくりするのがおすすめ。何もかも出費を抑えようとすると挫折してしまうので、食費は月に何万円、娯楽費は…など枠を決め、その範囲内ならどう使ってもOKというゆるいルールにしてみては?
好美:それなら私にもできそう!
和田:事前に予算管理してあるので、多少はみ出てもほかで調整するのが簡単だし、大幅に赤字になることはないはずです。
好美:早速やってみます!
和田さんが実践する買い物のコツをチェック!
和田:買い物するときの癖に気をつけると、お金が貯まる体質に。
好美:癖ですか?
和田:そう。お金が貯まらないという方の買い物方法を見ていると、散財する癖が無自覚についているパターンが多いんです。
好美:ど、どういうこと!?
和田:たとえば、コンビニの利用頻度が高かったり、安いという理由で不要なものを買ったり…。
好美:それ、私のことかも(汗)。
和田:こういった癖を自覚するだけでも節約体質になれるはず。
好美:私は散財タイプなので、いっぱい癖がありそう…。和田さんが実践する方法を知りたいです!
和田:そうですね、まずはどこで買うか。洗剤などの日用品は、スーパーだと割高なことが多いので、ちょっと遠くてもドラッグストアを利用するようにしています。
好美:専門店は安いですもんね。
和田:リストを作ってからスーパーに行くのも有効。余計なものを見ないので無駄買い防止に。
好美:ふむふむ…。
和田:あとは買うときによく考えること。レジに行く前に本当に必要なものか、使うのか立ち止まって考えるようにしています。
好美:たしかになんとなく買ったものは結局使わないんですよね…。
和田:日々の消費行動に意識的になれば、自然と節約できますよ。
好美:意外とシンプルだから、私にもできそう! がんばります!