「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」など数々のプロジェクトでおなじみ、森ビル株式会社が手がける新しい複合施設「麻布台ヒルズ」が2023年11月24日(金)に開業しました。約8.1haの広大な土地には、日用品から「Hermès(エルメス)」などの高級ブランドまでが揃う商業施設のほか、レストラン、食品マーケット、ホテル、住宅、さらに「ブリティッシュ・スクール・イン 東京」など、さまざまな施設がオープン。また、「Green&Wellness」をコンセプトに敷地内には広大な緑地が。国内外の一流デザイナーと森ビルがタッグを組んで作り上げた美しい建築や、パブリックアート、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」など街全体がミュージアムのようにもなっています。1989年より約35年をかけて造られたコンパクトシティの気になるみどころをご紹介します!
まるでひとつの街のよう!話題の複合施設「麻布台ヒルズ」ってどんなところ?
© DBOX for Mori Building Co.,Ltd.-Azabudai Hills
「麻布台ヒルズ」は”Modern Urban Village〜緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街〜”をコンセプトに作られた複合施設。コンセプトの通り、商業施設だけでなくホテルや住宅、オフィス、インターナショナルスクールなどさまざまなコミュニティが一堂に集い、まるでひとつの街のような造りとなっています。
最寄り駅は六本木一丁目駅と神谷町駅。「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」も近い、話題のエリアです。
© DBOX for Mori Building Co.,Ltd.-Azabudai Hills
敷地内は、3棟の超高層タワー「麻布台ヒルズ森JPタワー」「麻布台ヒルズレジデンスA/B」と、「ガーデンプラザ」エリアで構成されています。
タワーの内のひとつである「麻布台ヒルズ森JPタワー」は、就業者数を約2万人も抱えるオフィスエリアの一部。高さは約330mを誇ります。200mを超えるほかの2棟とあわせて存在感を示す一方で、注目したいのは施設全体の緑の多さ。都心にありながら圧倒的な緑に包まれており、最先端の流行と癒やしを両立した今までにない空間を生み出しています。
ユニークなデザインの建物とパブリックアートが並ぶ!低層階エリアは写真映え間違いなし
そんな緑に包まれた低層階は写真映えするスポットがたくさん!低層部のユニークな建築とランドスケープは、ロンドンオリンピックの聖火台などを手がけてきたイギリスのトーマス・ヘザウィック氏がデザインしました。そのほか世界中の超一流デザイナーがデザインした建物の数々にぜひ注目してくださいね。ユニークで洗練されていながら街の自然になじむ温かなデザインが魅力です。
©︎DBOX for Mori Building Co., Ltd. - Azabudai Hills
中央広場は広大な緑を感じられる憩いの場所。四季ごとに表情を変える植栽が約320種も!
さらに、高低差のある地形を利用した菜園と果樹園を設置。今後、リンゴやレモン、温州みかんなど数多くの植物を生育させていくそう。都心にいながら緑に囲まれる、自然と調和した街づくりに心が癒やされます!
中央広場 HERMES(エルメス)付近「東京の森の子」/奈良美智
中央広場や森JPタワーに点在する4つのパブリックアートもみどころのひとつ!奈良美智氏など世界的アーティストによるアートを身近に楽しめる豊かな空間となっています。
森JPタワー1F「相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」/オラファー・エリアソン
中央広場 森JPタワー入口付近「石器時代の最後の夜」/曽根裕
中央広場 レジデンスA入口付近「Artificial Rock.No.109」/ジャン・ワン
森美術館のキュレーションによる作品の数々は、人間と宇宙の繋がりを感じられ、「麻布台ヒルズ」で生成される”自然界のエネルギーを可視化する”というテーマで選定。四季折々の自然とアートの融合が見られ、ヒルズ内を散歩するだけでも充実したひとときを過ごせますよ。
オフィスフロア最上階52階へ最速潜入!東京タワーを見下ろす絶景にうっとり
続いて普段はオフィス利用者しか立ち入れない特別フロア、「麻布台ヒルズ森JPタワー」のオフィス最上階52階におじゃましてきました!360度関東の景色を眺められる広々としたフロアはほかの高層ビルを眼下に望むほどの高さ。北方面には虎ノ門ヒルズと東京スカイツリーが見えます。
東京タワー全体を見下ろす体験はなかなかないのでは?!景色とともに今回のプロジェクトの壮大さを感じました。